この度《GROUNDSRENDERER》が CAF賞の2024の最終審査にノミネートされ、
11/26(火)~12/1(日)にて開催される入選作品展覧会に出展します。
1,2月に発表した作品を一部、発展させた作品になります。
ぜひご来場いただければ幸いです。
-----以下は、巡回展時のキャプションです。-----
伊藤道史による巡回展《GROUNDSRENDERER》を開催する。
本展では、日本各地に埋められた地震計のリアルタイムデータや、地面をモチーフにしたVR作品を横浜・東京各所にて巡回して発表する。
「Ground」という言葉は「土地・地面」と「根拠・基盤」の二重の意味で、私たちの足場・土台を示している。本作は、無数に仮想空間が生まれる現代、その幻想性/仮設性の中で、我々が地に足をつく地面・根拠の存在を確かめ直すための空間を生成(レンダリング)する。
絵画平面や映像、ゲーム空間の遠近法が生み出していた消失点や無限遠、その直線上に整理された風景、それに向き合う〈私〉。そんな秩序とは無関係に、地球はプレートテクトニクスによって毎秒ごとに巨大な動きを見せる。私たちが足を降ろす地面こそが変化を続けている状況は、ポストトゥルースといわれるこの無根拠な同時代の空間性に、新たな視点を加えられるだろうか。
本作のプロジェクトとして「MEDIA PRACTICE 23-24」を皮切りに「バーチャルな床/地面が移動を続ける」巡回展を「東京藝術大学、PARA神保町、デカメロン、NEUU」などで行います。
展示会場:日程
東京藝術大学 元町中華街校舎|1月12日(金)-14日(日) | 11:00-19:00
PARA 神保町 4F|1月16日(火)-21日(日) | 14:00-21:00
デカメロン|1月22日(月)-1月29日(月) | 17:00-23:30
NEUU XR Communication Hub|1月31日(水)-2月9日(金) | 14:00-21:00
*休廊:2月3日(土),2月6日(火), 2月2日(金)2月5日(月)は14:00-19:00
令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 成果発表イベント「ENCOUNTERS」
成果プレゼンテーション展イベントスペース (表参道ヒルズ 地下3階 スペースオー)
日時: 2024年2月24日(土)11:00〜20:00
日時:2024年2月25日(日)11:00〜14:00、 17:00〜18:00
作品情報:
タイトル|Grounds Renderer
制作年|2023
形式|VR
マテリアル|ヘッドマウントディスプレイ、センサー装着具、スピーカー
クレジット:
アーティスト|伊藤道史
制作協力|松本 悠
デバイス|nyu ( Larvae yeT )
サウンド|永田風薫
プロデュース・マネジメント|ippaida storage
グラフィック|外谷大樹
提供・出典元:
地図1|気象庁ホームページ
地図2|気象庁気象研究所地震津波研究部 弘瀬冬樹氏
プレート形状CG | 同 弘瀬冬樹氏
観測点情報|気象庁 震度観測点 JSON
地震情報|防災科学技術研究所
支援:
令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 国内クリエイター発表支援プログラム
アーティスト・クリエイター支援プログラム NEWVIEW OPEN CALL 2023
(株式会社Psychic VR Lab、株式会社パルコ、株式会社ロフトワーク)
協力:
東京藝術大学大学院映像研究科
伊藤道史 プロフィール:
アーティスト。感覚や世界認識の体系を組み替え創造する芸術のあり方を、VRや詩を用いて探究する実践を行う。本来人間に不可知な存在が空間に出現したり、不可知なものにアクセスするための身体になることができる空間をモチーフに、近作では、実在の地面と幻想の地平、その上で扱われる根拠律や座標系と〈私〉や一人称の関係を探る作品を発表している。
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。修士(映像)
https://x.gd/PjruB