Notionをどう活用したらいいか迷っている方、作りたいページのイメージはあるけれど一から設計するのが難しい方には、テンプレートの活用がおすすめです。
Notionには公式が用意したテンプレートだけでなく、世界中のNotionクリエイターや国内企業、ユーザーコミュニティが公開しているテンプレートが多数あります。2026年時点では、公式テンプレートギャラリー上に3万件以上のコミュニティ製テンプレートが公開されており、タスク管理、議事録、プロジェクト管理、CRM、ポートフォリオ、ナレッジベースなど幅広い用途から選べます。
本記事では、Notionテンプレートの基本、公式テンプレートの探し方、おすすめの活用例、自分でテンプレートを作る方法を紹介します。テンプレートを使えば、Notionのページ作成時間を短縮できるだけでなく、チーム内の入力ルールをそろえたり、AIやボタン機能と組み合わせて定型業務を効率化したりできます。

Notionのテンプレートとは、ページレイアウトやデータベース構成をあらかじめ作り込んだひな形のことです。
テンプレートを複製すると、自分のワークスペースに同じ構成のページを追加できます。コピーしたあとは、項目名、ステータス、ビュー、本文、デザインなどを自由にカスタマイズできます。
配布されているテンプレートには、日記やタスク管理のようなシンプルなものから、リレーションやロールアップ、関数、ボタン、AI要約などを組み込んだ高度なものまであります。たとえば、議事録テンプレートでは会議内容を決まった形式で記録できるだけでなく、Notion AIを使って要点を自動生成できるものもあります。
テンプレートは、Notionのテンプレートサイトから入手できます。現在は公式ギャラリーが大きく拡充され、仕事、学習、生活、個人管理、プロジェクト管理、営業管理、ポートフォリオなど細かなカテゴリから探しやすくなっています。公式サイトは日本語にも対応しているため、まずは公式テンプレートギャラリーで目的に近いものを検索するとよいでしょう。
一方で、公式ギャラリーにない日本企業独自の業務フローやニッチな使い方は、note、ブログ、YouTube、Xのハッシュタグなどで公開されている国内ユーザーのテンプレートが参考になります。日本では早い時期からユーザー同士が家計簿、読書ログ、議事録、業務管理ページなどを共有してきた文化があり、今でもコミュニティ発のテンプレートはNotion活用の重要な情報源です。

ページ全体のテンプレートのほかに、データベースに追加する各ページの入力フォーマットをテンプレート化することもできます。
この仕組みをデータベーステンプレートと呼びます。
データベーステンプレートを使うと、同じデータベース内で用途別に入力フォーマットを切り替えられます。たとえば、同じ議事録データベースの中に「社内会議用」「顧客商談用」「1on1用」のテンプレートを用意したり、レポート管理データベースの中に「日報」「週報」「月報」のテンプレートを作ったりできます。
入力項目がそろっていないと、あとから検索、集計、分析をするときに手間がかかります。担当者によって書き方が違う、必要な項目が抜けている、ステータス名が統一されていないといった状態では、Notionに情報を蓄積しても活用しにくくなります。
そのため、チームでNotionを使う場合は、最初にデータベーステンプレートを整えておくことが重要です。入力欄、チェックリスト、見出し、注意事項、関連リンクなどをあらかじめ配置しておけば、誰が作成しても一定の品質でページを作成できます。
Notion公式のテンプレートは、Notionの画面内、または公式テンプレートギャラリーから複製できます。

Notionのサイドバーにある[テンプレート]をクリックします。

おすすめのテンプレートが表示されます。テンプレート名をクリックすると、右側にプレビューが表示されるので、気になるものを確認してみましょう。

おすすめの中に使いたいテンプレートがない場合は、カテゴリーや検索キーワードで探します。仕事向けであれば、タスク管理、プロジェクト管理、CRM、会議、ナレッジベース、ロードマップなどのカテゴリを確認すると見つけやすいです。

カテゴリーを切り替えると、そのカテゴリーに関連するテンプレートが表示されます。

検索キーワードを入力すると、条件に合うテンプレートを絞り込めます。日本語で見つからない場合は、task、meeting notes、portfolio、CRM、project management、knowledge base など英語でも検索してみると候補が広がります。

使いたいテンプレートが決まったら、そのテンプレートを表示した状態で[テンプレートを入手]または[複製]をクリックします。

テンプレートが自分のNotionワークスペースに追加されます。複製後は、自分の使い方に合わせて項目名、ステータス、担当者、日付、ビューなどを変更しましょう。
なお、公式テンプレートの多くは無料で使えますが、一部の高度なビューやAI機能を含むテンプレートは、利用中のNotionプランによって機能が制限される場合があります。ガントチャート、タイムライン、AI要約、AIエージェントなどを使うテンプレートは、複製前に説明文やプラン要件を確認しておくと安心です。

サイドバーのおすすめ以外を探したい場合は、テンプレート画面にある[その他のテンプレート]をクリックします。公式テンプレートギャラリーから直接アクセスすることもできます。

テンプレートギャラリーでは、キーワード、カテゴリー、価格、用途などからテンプレートを検索できます。仕事向けテンプレートを探す場合は[仕事]カテゴリーを開いてみましょう。

仕事カテゴリーでは、プロジェクト管理、会議、営業、ドキュメント管理、チーム運営など、さらに細かいカテゴリーに分かれています。詳細カテゴリーを開くと、目的に近いテンプレートを探しやすくなります。

カテゴリーをクリックすると、該当するテンプレートが表示されます。

無料テンプレートだけを見たい場合は、価格フィルターで無料を選択します。公式ギャラリーには有料テンプレートもありますが、無料で複製できる実用的なテンプレートも豊富です。

テンプレートのサムネイルをクリックすると、詳細情報が表示されます。概要、含まれるデータベース、対象ユーザー、利用条件などを確認しましょう。

テンプレートの中身を確認したい場合は、プレビューを開きます。実際のページ構成、データベースの項目、ビューの種類を見て、自分の用途に合うか確認してください。

このテンプレートを使いたい場合は、[複製]をクリックします。

コピーが完了するまで少し待ちます。

自分のNotionにテンプレートが追加されました。複製したテンプレートはそのまま使うだけでなく、不要な項目を削除したり、社内用語に合わせてプロパティ名を変更したりして運用に合わせることが大切です。

データベースブロックにマウスを乗せると、[新規]ボタンが表示されます。
[新規]をクリックすると、デフォルトに設定されているデータベーステンプレートで新規ページを作成できます。

テンプレートを切り替える、または新しく作成する場合は、[新規]の横にある[下向き矢印]をクリックします。
既存テンプレートを使う場合は該当するテンプレート名を選択します。新しく作成する場合は[+新規テンプレート]をクリックして、作成画面を開きます。
Notionテンプレートは数が非常に多いため、最初は目的別に探すのがおすすめです。ここでは、初心者でも使いやすく、仕事や個人管理に応用しやすいテンプレートの種類を紹介します。

日記テンプレートは、Notionを使い始めたばかりの初心者におすすめです。毎日の記録をNotionに残しながら、ページ作成、タグ付け、ビューの切り替え、検索などの基本操作に慣れることができます。
リストビューだけのシンプルな構成なら迷わず使い始められます。慣れてきたら、気分、カテゴリ、日付、振り返り項目などのプロパティを追加し、自分だけのライフログに育てていきましょう。

タスク管理テンプレートは、Notionテンプレートの中でも特に定番です。ボードビューで進捗を可視化したり、テーブルビューで期限や担当者を一覧したりできます。
個人利用ではToDoリストとして、チーム利用ではプロジェクト管理や課題管理として活用できます。ステータス、優先度、担当者、期限、関連プロジェクトなどの項目をそろえると、進捗確認がしやすくなります。国内企業が公開しているシンプルなカンバン型テンプレートも人気があり、日本語のプロパティ名が設定されているものはそのまま業務に取り入れやすいでしょう。
会議が多いチームには、議事録テンプレートがおすすめです。アジェンダ、参加者、決定事項、ToDo、次回確認事項などをあらかじめ用意しておけば、会議ごとにゼロからページを作る必要がありません。
最近はNotion AIと組み合わせた議事録テンプレートも増えています。会議メモを入力したあとに要点を自動要約したり、決定事項やアクションアイテムを抽出したりできるため、会議後の共有がスムーズになります。ただし、AI機能はプランによって利用可否が異なるため、AI要約を前提にする場合は自社のNotionプランを確認しておきましょう。

業務マニュアルや社内ナレッジをNotionで管理したい場合は、業務手順書やナレッジベースのテンプレートが役立ちます。
マニュアル一覧、カテゴリ、担当部署、更新日、関連資料などをデータベース化しておくと、必要な情報を探しやすくなります。データベーステンプレートに目次、手順、注意点、参考リンク、動画埋め込み欄を用意しておけば、誰でも同じ形式でドキュメントを追加できます。
組織で使う場合は、テンプレート自体を定期的に見直すことも大切です。現場のフィードバックを反映してひな形を更新すれば、新しく作成されるマニュアルにも最新のベストプラクティスを反映できます。
Notionは、デザイナー、ライター、エンジニア、マーケターなどのポートフォリオ作成にも向いています。ポートフォリオテンプレートを使えば、プロフィール、実績一覧、制作物の詳細、スキル、問い合わせ先を短時間で整理できます。
Web公開機能を使えば、Notionページをそのまま外部に共有できます。作品ごとにデータベース化しておくと、職種、制作年、担当範囲、使用ツールなどで整理できるため、応募先やクライアントに合わせて見せ方を調整しやすくなります。
営業活動やカスタマーサクセスには、CRMテンプレートが便利です。顧客情報、商談履歴、次回アクション、契約ステータス、担当者、関連タスクを一元管理できます。
AI要約に対応したテンプレートでは、顧客メモや商談ログを要約して概要を把握しやすくする活用も可能です。営業商談管理、問い合わせ対応、請求管理など、日本企業向けに作られたテンプレートも公開されているため、公式ギャラリーだけでなく国内企業やクリエイターの配布ページも確認してみましょう。

会社ポータルやチームWikiのテンプレートを使うと、社内情報をNotionに集約しやすくなります。会社概要、メンバー紹介、休暇ルール、オンボーディング、各種申請、社内リンク、プロジェクト一覧などをまとめておけば、情報を探す時間を減らせます。
海外企業では、繰り返し発生するプロジェクトや社内手続きをテンプレート化し、プロジェクト立ち上げ時間を短縮している事例もあります。日本の現場でも、月次報告、新人研修、案件レビュー、制作依頼などをテンプレート化しておくと、担当者によるばらつきを抑えられます。
自分のNotion内でページレイアウトを統一したいときや、社内で同じ形式のページを複数作りたいときは、オリジナルテンプレートを作成しておくと便利です。

オリジナルのテンプレートは、通常のページ作成と同じ要領で作ります。サイドバーの[+ページを追加]をクリックして、テンプレート用のページを作成しましょう。
議事録、日報、プロジェクト計画書、採用面談メモ、ポートフォリオ、社内申請書など、繰り返し使うページをテンプレート化しておくと効率的です。

テンプレートを自分だけで使う場合は、作成したページを複製して使います。ページタイトルの上にマウスポインタをあて、[…]メニューから[複製]を選択するとページをコピーできます。
元のテンプレートページは編集せず、コピーしたページを編集する運用にすると、ひな形を壊さずに使い回せます。

メンバーとテンプレートを共有する場合は、[共有]設定を行います。共有する相手が決まっている場合は、[共有]タブからユーザー、グループ、メールアドレスを追加します。
共有時は、相手にどこまで操作を許可するかを必ず確認しましょう。
| 共有許可 | ページ編集 | コメント | 閲覧 | |
| フルアクセス権限 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 編集権限 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
| コメント権限 | × | × | 〇 | 〇 |
| 読み取り権限 | × | × | × | 〇 |
権限を設定したら、[招待]をクリックします。テンプレートとして配布するだけなら、編集権限ではなく読み取り権限や複製許可を使うと、元ページの誤編集を防げます。

不特定多数に共有する場合は、[Web公開]タブを開き、[Webで公開]をオンにします。テンプレートとして配布する場合は、[テンプレートとして複製を許可]をオンにしましょう。
リンクをコピーして、メール、社内ポータル、ブログ、note、SNSなどで共有できます。ただし、第三者が作成したテンプレートを再配布・販売する場合は、配布元の利用条件やライセンスを確認してください。
データベーステンプレートは、データベースごとに作成します。議事録データベース、タスクデータベース、日報データベースなど、入力内容を統一したいデータベースに設定しましょう。

データベーステンプレートを作成するページを開きます。ビューブロックにマウスをのせると[新規]ボタンが表示されます。[新規]の右側にある[下向き矢印]をクリックし、[+新規テンプレート]を選択してください。

まずプロパティを登録します。プロパティとは、データを分類、検索、並べ替え、抽出するための項目です。
タスク管理ならステータス、担当者、期限、優先度、関連プロジェクト。議事録なら会議日、参加者、会議種別、決定事項、関連タスク。ポートフォリオなら制作年、担当範囲、使用ツール、公開URLなどを設定すると便利です。
[+プロパティを追加する]をクリックし、必要なプロパティ形式を選択します。ここでは例として、[ステータス]形式で「未着手」「進行中」「完了」のプロパティを作成します。

プロパティメニューから[ステータス]を選択します。プロパティ名を「ステータス」から「進行」に変更し、必要に応じてタグの表示名や色を調整します。
よく使う値が決まっている場合は、デフォルト値を設定しておくと入力の手間を減らせます。

どのテンプレートか分かりやすいように、アイコンとテンプレート名を設定します。本文には、見出し、チェックリスト、入力例、注意事項、関連リンクなどを入れておきましょう。
たとえば議事録なら「アジェンダ」「メモ」「決定事項」「次回までのToDo」、日報なら「今日やったこと」「困っていること」「明日やること」を用意しておくと、入力漏れを防げます。

テンプレートが追加されました。作成したデータベーステンプレートを使うときは、[新規]ボタン右の[下向き矢印]から選択します。
データベーステンプレートは[新規]ボタンや[下向き矢印]から選択できますが、毎回操作するのが面倒な場合があります。そこで便利なのがNotionのボタン機能です。
ボタンを使うと、ページ追加、プロパティ入力、ページを開くといった複数のアクションをワンクリックで実行できます。議事録、日報、習慣トラッカー、定例タスクなど、繰り返し発生する作業と相性がよい機能です。

ボタンを作成したい場所をクリックし、「/ボタン」と入力します。

[ボタン]が表示されたらクリックします。

ボタンをクリックしたときの動作を設定します。ここでは議事録を追加する想定で、[ページを追加]を選択します。

[データベースを選択]をクリックし、ページを追加するデータベースを選択します。

次に、ボタンを押したときにセットする値を設定します。必要に応じて、日付、ステータス、会議種別、担当者などのプロパティを追加しましょう。
日付に「今日」を選択すると、ボタンを押した日付を自動でセットできます。定例業務では、このような初期値設定が入力ミスの防止に役立ちます。

ボタンをクリックしたあとに入力ページを開きたい場合は、[+別のステップを追加]をクリックし、[ページを開く]を選択します。

[ページを選択]をクリックし、[追加された新規ページ]を選択します。続いて、ページをどのように開くかを選びます。

最後にボタンのアイコンと名前を設定し、[完了]をクリックします。たとえば「議事録を追加」「今日の日報を書く」「新規案件を追加」のように、行動が分かる名前にしておくとチームメンバーにも伝わりやすくなります。

ボタンをクリックすると、データベースに新しい行が追加され、入力ページが開きます。複数のデータベーステンプレートを登録している場合は、用途に応じてテンプレートを選択できます。
社内で展開する場合は、ボタンの使い方も簡単に説明しておきましょう。誰でもワンクリックで必要なページを作れる状態にしておくと、入力漏れやフォーマットのばらつきを減らせます。
Notionテンプレートは、Notion内だけでなく外部サービスとの連携でも活用できます。たとえば、予約受付、問い合わせフォーム、営業管理ツールなどからNotionにページを作成する際、あらかじめ用意したテンプレートを使えば、毎回同じフォーマットで情報を蓄積できます。
2025年にはNotion APIでデータベーステンプレートを適用したページ作成が可能になり、ZapierやMakeなどのノーコード連携でも、テンプレートに沿ったNotionページを自動生成しやすくなりました。フォーム送信と同時に問い合わせ記録ページを作る、商談発生時に案件ページを作る、予約ごとに準備メモを作るといった運用に向いています。
このように「テンプレートで入力形式を標準化する」「ボタンやAPIでページ作成を自動化する」「必要に応じてAIで要約・分類する」という流れを作ると、Notionを単なるメモツールではなく、業務データを蓄積する基盤として使いやすくなります。
Notionのテンプレートには、ページ全体を複製するテンプレートと、データベース内の入力フォーマットを整えるデータベーステンプレートがあります。
テンプレートを活用する主なメリットは次のとおりです。
公式ギャラリーには無料で使えるテンプレートが豊富にあり、国内コミュニティや企業が公開している日本語テンプレートも増えています。まずは目的に近いテンプレートを複製し、自分やチームの運用に合わせて少しずつカスタマイズしてみましょう。
テンプレートを上手に使えば、Notionの立ち上げがスムーズになり、日々の情報整理や業務管理の品質も高められます。
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