Outlookが開かない!考えられる原因と対策について

2023年11月24日(金)
目次
  • 1. Outlookとは
    • 2. Outlookが開かない原因
      • - Outlookのプログラム自体の問題
      • - ユーザープロファイルの問題
      • - ローカルデータファイルの問題
      • - Outlookのバージョンの問題
    • 3. Outlookが開かないときにできる対策
      • - Officeの修復・再インストール・以前のバージョンに戻す
      • - Outlookのアドインを無効にする
      • - プロファイルを変える・新しく作成する
      • - データファイルの場所を確認する
      • - セキュリティソフトの設定を確認する・停止する
    • 4. まとめ
      • 5. Jicoo(ジクー)について

      メールだけでなく、スケジュールやToDoなども合わせて管理ができるOutlookは、現代のビジネスシーンの多くで活用されています。業務を開始したらまずすぐにOutlookを確認するという方も少なくないでしょう。

      しかしそのような重要なソフトウェアであるOutlookが、急に起動しない、開かないという事態があります。このようなとき、Outlookが開かない原因にはどのようなものがあるのでしょうか。また、Outlookが開かないときにとりうる対策について解説します。

      Outlookとは

      そもそもOutlookとはどのようなソフトウェアであるかについて解説します。Outlookと聞いたとき、以前からMicrosoft製品などPCを利用してきた方にとっては、「メールの送受信をおこなうソフト」であるという印象が強いかもしれません。

      もちろん、Outlookにはメール送受信機能があり、これがOutlookのメインの機能となるもののひとつであることに違いありません。しかし、現代のOutlookはメールの送受信だけではなく、他にもスケジュール管理やToDo管理、タスク管理など、総合的なビジネスシーンの支援ソフトとして活用されています。

      このように、業務の中核となる様々な機能を提供しているソフトであるからこそ、Outlookが急に開かないということになると、多くのビジネスマンが「なぜ?」と困惑してしまうのです。

      Outlookが開かない原因

      それでは、ここからはOutlookが開かない原因について解説します。

      Outlookが開かない原因にはいくつかの代表的な候補がありますが、開かない原因のパターンを知っておくことで、なぜ今Outlookが開かないのかという原因の特定に役立つでしょう。

      以下に、具体的にOutlookが開かない原因を解説します。

      Outlookのプログラム自体の問題

      Outlookが開かない原因の中で、まず頻度の高いものといえば、Outlookのプログラム自体の問題が挙げられます。

      一時的なエラーの場合には、Outlookを一度終了して再起動するだけで治ることもありますが、Outlookのプログラム自体が破損していたりする場合には、何度再起動をしてもエラーで開かないというケースもあります。

      また、Outlookだけの問題ではなく、Microsoft Officeそのもののプログラムエラーという可能性もあります。このような場合も、Officeを再起動するだけでは治らないケースが多くあります。

      ユーザープロファイルの問題

      Outlookが開かないという状況でもうひとつ多いのが、「ユーザープロファイルの問題」です。OutlookをはじめとしたOfficeの設定は、ユーザーの設定をまとめた「プロファイル」というデータに格納しています。

      このプロファイルが破損するというケースがあります。

      プロファイルが破損すると、OfficeやOutlookが設定情報を読み込むことができずエラーになるケースがあります。

      ローカルデータファイルの問題

      ユーザープロファイルの問題と関連して、ローカルデータファイルの問題で、プロファイルのデータは破損していないのにローカルデータを読み込むことができず、Outlookが開けなくなってしまうケースがあります。

      一般的にローカルデータは「ユーザー」(ドキュメント)」などに保管されるケースが多いのですが、これを社内サーバーやオンラインストレージ、外付けのHDD・SSDなどに設置している場合、何らかの原因でそれらのディスクへのアクセスができなくなった際に、Outlookが開けなくなるというケースがあります。

      Outlookのバージョンの問題

      このほか、Outlookが開けないケースとして、Outlookのバージョンの問題があります。

      企業などでは、Microsoft Officeなどのソフトウェアを情報資産として、そのライセンス・バージョン管理を情報管理部門で一括して管理しているケースがあります。

      そのため、随時アップデートをしたりライセンスを更新したりすることができない場合があります。

      結果的に、利用しているPCのライセンスやバージョンが古くなってしまい、Outlookがエラーで開けなくなってしまうケースがあります。

      Outlookが開かないときにできる対策

      ここまでは、Outlookが開かない、起動できないという場合の原因について、いくつかのパターンに分けて解説してきました。

      ここからは、それぞれの原因ごとに、Outlookが開けなくなってしまった際にできる対策についてを解説していきます。

      もちろん、何が原因で開けなくなってしまっているのかを確認したうえで対策を取ることが望ましいということは言うまでもありません。

      Officeの修復・再インストール・以前のバージョンに戻す

      まず、比較的手間が少なく手軽に試せる方法としては、Officeのプログラムの問題を修正すること、Officeの修復をおこなうという方法でしょう。

      これを行うためには、Windowsマークを右クリックして、「アプリと機能」を選択し、設定メニューの「アプリと機能」を開きます。

      Microsoft365」を選択して「変更」をクリックし、「オンライン修復」を選びましょう。

      これで問題が解決しない場合には、現在のバージョンの再インストール、または、以前のバージョンのインストーラーがあれば、以前のバージョンのインストールを試してみるというのも良い方法です。

      Outlookのアドインを無効にする

      OutlookをはじめとしたOfficeには、「アドイン」という機能があります。

      アドインを追加すると、よりOfficeやOutlookを便利に活用することができるのですが、場合によってはこのアドインが邪魔をして、正常にOutlookが起動できなくなってしまっているというケースもあります。

      このようなときは、アドインを無効にすることで、正常な状態でOutlookを起動できるようになる場合があります。

      アドインの管理は、Outlookを起動した状態で「ファイル」を選択して一番下にある「アドインの管理」をクリックします。

      そうするとWeb版のOutlookに移動するので、ここでアドインの追加・削除が行なえます。

      プロファイルを変える・新しく作成する

      先に解説したように、OutlookをはじめとするOfficeには、ユーザーのデータを格納している「プロファイル」があります。

      このプロファイルデータに問題が発生すると、Outlook・Officeが起動できなくなるという問題が発生します。

      そこで、プロファイルデータに問題が発生していると考えられるときには、新しいプロファイルを作成したり、既存の別のプロファイルがある場合には、それを利用して起動してみるという方法があります。

      新しいプロファイルを作成する場合には、Outlookの「ファイル」メニューから、「アカウント設定」のボタンをクリックし、「プロファイルの表示」をクリックします。

      追加」のボタンをクリックし、適当なプロファイルの名前を入力し、「OK」をクリックします。

      現れたウィンドウの「名前」「メールアドレス」「パスワード」の項目をそれぞれ入力して設定を完了すれば、新しいプロファイルの作成は完了です。

      データファイルの場所を確認する

      次に確認するのは、データファイルの場所です。

      Outlookのデータファイルの場所は、一般的にはCドライブの\Users\user\AppData\Local\Microsoft\Outlookに存在する「.ost」というファイルです。

      この場所にデータファイルが存在しない場合、データが削除されていないかどうか、別の場所に移動させてしまっていないかどうかを確認しましょう。

      もし手動で別の場所に移動してしまっている場合は、データファイルを元の場所に戻すなどの措置を情報管理部門などに依頼するなどの手段もとってみると良いでしょう。

      セキュリティソフトの設定を確認する・停止する

      場合によっては、PCにインストールしているセキュリティソフトなどが、Outlookの起動を妨げてしまっているというケースもあります。

      このような場合には、セキュリティソフトの常時監視を一度オフにしたり、セキュリティソフトを終了させてからOutlookを起動させてみるという方法もあります。

      これで正常にOutlookの起動が問題なくできたような場合には、セキュリティソフトに例外設定としてOutlookを登録するなどの措置で、Outlookの起動が問題なく鳴るケースもあります。

      まとめ

      Outlookの起動ができないことは、多くのビジネスユーザーにとって困ることでしょう。

      このような場合、Outlookが起動できない原因には複数の候補があります。

      このような場合、対応策もそれに応じて様々なものがあるでしょう。それぞれのケースに合わせた対応策を取ることで、Outlookを正常に起動させられる可能性があります。

      Outlookが起動しなくなった場合は、この記事で解説した内容を参考にしてみてください。

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