Googleフォームをスプレッドシートに自動集計して仕事を楽に!手順を徹底解説

Jicoo(ジクー)
2023年10月17日(火)
目次
  • 1. Googleフォームとスプレッドシートを連携するとできること
    • 2. 手順1.Googleフォームを作成
      • 3. 手順2.Googleフォームにスプレッドシートを連携する
        • 4. 手順3.スプレッドシートに回答結果シートを作成する
          • 5. 手順4.スプレッドシートにデータ集計シートを作成する
            • 6. 手順5.スプレッドシートに顧客リストシートを作成する
              • 7. スプレッドシートをメンバーと共有する
                • 8. Googleフォームのアンケートはスプレッドシートに自動集計が最適解
                  • 9. Jicoo(ジクー)について

                  Googleフォームでとったアンケートの結果は、Googleスプレッドシートで簡単に自動集計できます。さらにGoogleスライドで作ったアンケートの結果レポートも、自動でデータ更新されるとしたら、使わないのはもったいないですよね。

                  Googleフォーム×スプレッドシート×スライドを連携すると、次の作業が自動化できます。

                  • アンケートの集計
                  • 定期的に作成するアンケートのレポート作成
                  • 顧客リストの作成

                  スプレッドシートやスライドをあまり使わない方でも大丈夫です。
                  初心者にも分かるように、操作方法を解説します。

                  Googleフォームとスプレッドシートを連携するとできること

                  実際にGoogleフォームとスプレッドシートを連携した例をお見せしましょう。

                  Googleフォームで作成したお客様アンケートです。

                  回答を自動集計したスプレッドシートです。
                  回答が送信されるたび、情報が追記されていきます。

                  集計データから作成したレポートです。
                  集計データと連携しているので、回答が送信されるたび、合計値やグラフの数値も更新されます。

                  アンケートに入力されたメールアドレスを抽出したシートです。
                  顧客リストを作成しておけば、ダイレクトメールなどの送信に利用できます。

                  紹介したフォーム、スプレッドシートの作り方をすべて解説します。

                  手順1.Googleフォームを作成

                  最初にアンケート用のGoogleフォームを作成します。

                  Googleフォームにアクセスし、[フォームに移動]をクリックします。

                  フォームを作成しましょう。

                  1. 無題のフォーム

                  フォームのタイトルを入力しましょう。
                  フォームの説明には、アンケートの回答者に向けてアンケートの目的やお礼の言葉などを入れると良いでしょう。

                  1. 無題の質問
                    アンケートの質問を入力します。
                  1. ラジオボタン
                    回答の種類を選択します。

                  回答に合わせて種類を選択してください。

                  1. オプション1
                    選択肢を入力します。
                  2. [+]ボタン
                    次の質問を入力します。

                  フォームが回答者からどのように見えるか確認したい場合は、画面右上にある目のマーク[プレビュー]をクリックしましょう。

                  GoogleフォームはGoogleドライブに自動保存されます。

                  手順2.Googleフォームにスプレッドシートを連携する

                  完成したフォームをGoogleスプレッドシートと連携しましょう。

                  スプレッドシートとの連携後は、質問や選択肢をなるべく変更しないことをおすすめします。
                  言葉を一つ変えただけでスプレッドシートに項目が追加されてしまうためです。

                  Googleフォームを開き、[回答]タブをクリックします。

                  スプレッドシートにリンク]をクリックします。

                  新しいスプレッドシートを作成」にチェックを入れ、[無題のフォーム(回答)]にスプレッドシートのタイトルを入力します。

                  作成]をクリックしてください。

                  スプレッドシートが作成されました。

                  スプレッドシートはGoogleドライブに自動保存されます。

                  手順3.スプレッドシートに回答結果シートを作成する

                  連携したスプレッドシートには、回答が自動的に集計されます。

                  1行目に質問、2行目以降に回答が記録されます。
                  複数回答可能な項目は、チェックを入れた項目がカンマ区切りで入力されます。

                  フォームに質問を増やすと、右端列に自動で追加されます。

                  質問を削除しても、スプレッドシートの列は削除されません。

                  手順4.スプレッドシートにデータ集計シートを作成する

                  Googleフォームは、自動で回答を集計し、グラフを作成します。

                  集計を見るには、Googleフォームで[回答]タブをクリックします。
                  回答]の横に表示されている数字は、回答数です。

                  Googleフォームのグラフは、画像としてコピーできます。
                  グラフをコピーする場合は、グラフ右上の[コピー]をクリックしてください。

                  コピーした画像は、Googleスライドなどに貼り付けて利用できます。

                  自動でグラフを作成してくれるため便利ですが、グラフの種類や色を変更することはできません。
                  自由にグラフを作りたい場合は、スプレッドシートで作成しましょう。

                  回答集計用のスプレッドシートに新しいシートを追加します。

                  画面左下のシートタブにある[]をクリックします。

                  シートが追加されました。


                  シート1」と書いてあるタブを右クリックし、[名前を変更]をクリックします。

                  タブの名前を入力します。

                  回答集計シートが作成されました。

                  データを集計しましょう。
                  質問1で「通りかかって知っていた」と回答した数を集計します。

                  B2セルに「通りかかって知っていた」と入力します。
                  この際、質問項目と一語一句違わないように注意してください。


                  C2セルに「=countif(‘フォームの回答’!B:B,B2)」と入力します。
                  「フォームの回答シートのB列にあるB2セルと同じ値の数を数えてください」という意味の式です。

                  フォームの回答シートのB列には、質問1の回答が入力されていますから、この回答の中から、B2と同じ値=「通りかかって知っていた」の数を数えてC2セルに返します。

                  「お知り合いの紹介」以降も同じように数えたいので、C2セルをコピーして、C3~C6セルに貼り付けましょう。

                  B3~B6セルの文章が間違っていなければ、回答数が集計されます。

                  グラフを追加しましょう。

                  表のデータ部分(B2~C6セル)を選択します。

                  挿入]タブから[グラフ]をクリックしてください。

                  グラフが作成されました。

                  グラフエディタを表示するには、グラフのエリアをダブルクリックします。

                  グラフの種類を変更すると、棒グラフや折れ線グラフなど別のグラフに変更できます。

                  グラフの色を変えたい場合は、変えたい色のエリアをダブルクリックしてください。

                  凡例やタイトルなども項目をダブルクリックすると、変更メニューが表示されます。

                  アンケートレポートをGoogleスライドで作成する

                  Googleドライブに新しいGoogleスライドを作成します。

                  Googleドライブを開き、[+新規]をクリックします。
                  Googleスライド]を選択してください。

                  スライドが作成されました。

                  グラフを貼り付けるスライドを追加します。
                  クリックしてテキストを追加]は不要なので、選択して[Delete]キーで削除します。

                  スプレッドシートを開きます。
                  スライドに貼り付けたい場所を選択し、コピーをします。

                  再びスライドに戻り、コピーしたデータを貼り付けます。

                  すると、表の貼り付けメニューが表示されました。

                  スプレッドシートにリンク」を選択して貼り付けると、スプレッドシートのデータに連動してスライドのデータも更新されます。

                  リンクなしで貼り付け」にすると、コピーしたデータを貼り付けます。この場合は、スプレッドシートの値が更新されても、スライドは更新されません。

                  用途に合う方にチェックを入れ、[貼り付け]をクリックします。

                  同様にグラフもコピー、貼り付けをします。

                  サイズや場所などを変更し、スライドを完成させましょう。

                  アンケートレポートをPDFにする

                  スライドをPDFに出力できます。

                  ファイル]から[ダウンロード]を選択します。

                  PDFドキュメント]をクリックすると、PDFファイルに変換してダウンロードされます。

                  スプレッドシートもPDF出力可能です。

                  スプレッドシートの場合は、PDF出力するシートを開いた状態で操作します。

                  ファイル]から[ダウンロード]を開きます。

                  PDF]をクリックしてください。

                  出力設定を行います。

                  用紙のサイズや向きを選択します。

                  スケールを[幅に合わせる]にすると、ページの幅に合わせて自動で縮小します。
                  縦に合わせる]にすると、ページの高さに合わせて自動で縮小します。

                  設定が完了したら、画面右上の[エクスポート]をクリックしてください。

                  手順5.スプレッドシートに顧客リストシートを作成する

                  アンケートにメールアドレスの入力項目を作っておけば、ダイレクトメールを送付する顧客リストが作成できます。

                  ]をクリックして、新しいシートを追加します。

                  表の見出しを作成して、データ参照式を入力します。

                  回答日には、フォームの作成シートのA列「タイムスタンプ」を参照します。
                  メールアドレスは、I列のメールアドレスを参照します。

                  A3セルに「=(イコール)」を入力している状態で、フォームの回答シートのA2セルをクリックし、[Enter]を押します。
                  A3セルに「=’フォームの回答’!A2」と入力されました。

                  A3セルをコピーして、A4セル以下に貼り付けします。

                  同様に、B3セルには「=’フォームの回答’!I2」と式を入れ、コピーしてください。

                  回答日の表示形式を「年月日」に変えます。

                  A列を選択し、[表示形式]をクリックします。

                  列を選択するときは、赤矢印が示しているアルファベットの場所をクリックします。
                  A列を選択するときは、[A]をクリックすると、列全体が選択状態になります。

                  数値]を開き、表示させたい日付形式をクリックしてください。

                  メールアドレスが入っていない行は非表示にします。

                  見出しのセル(A2~C2)を選択した状態で、[データ]をクリックしましょう。

                  フィルタを作成]をクリックします。

                  フィルタが付きました。

                  フィルタをクリックして、「(空白)」のチェックを外し、[OK]を押します。

                  メールアドレスが入っていない行が非表示になりました。

                  スプレッドシートをメンバーと共有する

                  スプレッドシートをメンバーと共有しましょう。

                  スプレッドシートを開き、画面右上の[共有]をクリックします。

                  まず、アクセス制限を指定します。

                  • 制限付き…許可したアカウントだけが閲覧可能
                  • リンクを知っている全員…リンクを知っている人であれば、誰でも閲覧可能

                  メールアドレスなど個人情報が入っている場合は、必ず「制限付き」を選択しましょう。

                  次に、アクセスを許可するアカウントを設定します。

                  ユーザーやグループを追加]をダブルクリックします。

                  連絡帳に登録されているアカウントや、やり取りの履歴があるアカウントが表示されますので、クリックして選択します。名前などで検索して指定することも可能です。

                  共有者のアクセス権限を設定します。

                  • 閲覧者…閲覧のみ許可
                  • 閲覧者…閲覧+コメントを許可
                  • 編集者…スプレッドシートの編集を許可

                  さらに、ダウンロード等の制限をする場合は、[歯車マーク]から設定メニューを表示します。ダウンロードなど操作を禁止する項目は、チェックを外します。

                  設定が完了したら[送信]を押します。
                  共有者にメールが送信され、アクセス可能になります。

                  Googleフォームのアンケートはスプレッドシートに自動集計が最適解

                  Googleフォームとスプレッドシートを使ったアンケート調査の方法を紹介しました。

                  Googleフォームとスプレッドシートを活用すれば、集計作業にかかる手間を削減できます。
                  集計作業以外にも多くのメリットがあります。

                  • 常に最新の情報が確認できる
                  • レポートやスライドがリアルタイムの情報で自動作成できる
                  • 顧客リストが一緒に作成でき、ダイレクトメールなどに利用できる
                  • 複数のメンバーで情報が共有できる

                  「リアルタイムで更新される」という特徴を活かすと、アンケート以外にも出欠確認や、備品購入依頼など別の用途にも活用できます。
                  ぜひGoogleフォームとスプレッドシートを活用して、業務改善に挑戦してみましょう。

                  Jicoo(ジクー)について

                  予約システムを導入すると収益、業務効率化に多くのメリットがあります。どの予約システムが良いか選択にお困りの方は、普段使っているGoogleカレンダーやOutlookなどのカレンダーサービスをベースにした予約管理システムの導入がおすすめです。

                  チームで使える予約管理システム「Jicoo」とは?

                  Jicoo(ジクー)は無料で使えて予約管理、事前決済(集金)、顧客管理まで対応。PC・スマホどちらでも見やすく使いやすい予約システムです。
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                  カレンダーと接続して予約ページ作成
                  GoogleカレンダーやOutlookなど利用中のカレンダーサービスと接続するだけで予約ページを作成。
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