Google Meetはブラウザから使えるWeb会議サービスですが、パソコンではアプリのように独立したウィンドウで起動できる「PWA(Progressive Web App)」版も利用できます。
Google Meetは無料版でも100人規模・最大60分の会議を開催でき、日常的な社内会議や社外との打ち合わせに使いやすいツールです。Zoomなど他サービスでは無料枠の時間制限や再接続ルールが厳格化される動きもあるため、追加コストを抑えてオンライン会議を運用したい企業・チームにとっても有力な選択肢といえるでしょう。
パソコン版のGoogle Meetアプリは、Microsoft StoreやMac App Storeからインストールする一般的なデスクトップアプリではありません。Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザから数クリックでインストールし、タスクバーやDockから直接起動できるようにする仕組みです。
また、スマートフォンでの利用環境も大きく変わっています。従来、iPhoneやiPadからGoogle Meetに参加するにはMeetアプリまたはGmailアプリが必要でしたが、2026年6月下旬のアップデートにより、iOS/iPadOSのSafariから直接Meet会議へ参加できるようになりました。Googleアカウントを持っていない参加者でも、名前を入力して参加リクエストを送信できます。
この記事では、パソコン版Google Meetアプリのインストール方法と基本的な使い方、スマホ版アプリの利用方法、iPhoneのSafari参加、Apple CarPlay・Android Auto対応、AIアシスタント機能など、現在のGoogle Meetの使い方をまとめて解説します。

(左)アプリ版 (右)ブラウザ版
パソコンでGoogle Meetを使う方法は、大きく分けて「ブラウザで開く方法」と「PWAアプリとしてインストールして使う方法」の2つです。
基本的な会議機能はどちらもほぼ同じです。会議の作成、参加、画面共有、字幕、チャット、挙手、リアクション、対象プランで利用できるGeminiのAI機能などは、通常ブラウザ版とPWAアプリ版のどちらでも利用できます。
一方で、PWAアプリ版には次のような使いやすさがあります。
日常的にGoogle Meetを使う方は、ブラウザ版のままでも問題ありませんが、PWAアプリ版を入れておくと会議へのアクセスがスムーズになります。
パソコン版Google Meetアプリをインストールするには、最新版のGoogle Chrome、またはMicrosoft Edgeが必要です。まだインストールしていない場合は、先にブラウザを準備しましょう。
Chromeをすでに使っている場合は、以下の手順で最新版になっているか確認できます。

バージョンが古い場合は、画面の案内に従ってChromeを更新してください。Microsoft Edgeを使う場合も、同様に最新バージョンへ更新しておくと安心です。

パソコンでGoogle Chrome、またはMicrosoft Edgeを開き、Google Meetにアクセスします。
GoogleアプリのメニューからGoogle Meetを選ぶか、ブラウザのアドレスバーにGoogle MeetのURLを入力して開きましょう。

画面上部のURLバー右端に、Chromeでは[Google Meetをインストールします]、Edgeでは[アプリのインストール]に相当するアイコンが表示されます。
このアイコンをクリックしてください。

「アプリをインストールしますか?」と表示されたら、[インストール]をクリックします。

Google Meetアプリがインストールされ、独立したウィンドウで起動します。

デスクトップやタスクバーに[Google Meet]アプリのショートカットが作成されます。次回以降は、このショートカットからGoogle Meetを起動できます。

Google Meetアプリのホーム画面右上にある[縦三点メニュー]をクリックし、[「Google Meet」をアンインストール]を選択します。

確認画面で[削除]をクリックすると、PWAアプリ版のGoogle Meetが削除されます。

自分が会議を主催するには、Google Meetのホーム画面で[新しい会議を作成]をクリックします。
用途に応じて選択してください。

[新しい会議を作成]から[次回以降の会議を作成]を選択します。

表示された会議リンクの[コピー]アイコンをクリックします。

コピーしたリンクをメールやチャットに貼り付け、参加者へ送信します。
同じ会議コードの使い回しには注意
2026年3月の仕様変更により、Google Meetの会議コードは「最初に作成されたGoogleカレンダーのイベント」と強く結び付くようになりました。古い会議リンクを別の予定に貼り付けて使い回すと、録画データやチャット履歴などの会議記録が新しい参加者に共有されない場合があります。
Googleカレンダー上で古いMeetコードを新しい予定に貼り付けると、リンクが既存イベントに紐づいていることを知らせる警告が表示されます。情報共有の漏れや誤共有を避けるため、定例会議であっても原則として予定ごとに新しいMeetリンクを発行する運用がおすすめです。

[新しい会議を作成]から[会議を今すぐ開始]を選択します。

クリックすると、すぐに会議が開始されます。画面に会議情報が表示されるので、会議コードやリンクを参加者に共有しましょう。

会議の招待メールを送る場合は、[ユーザーの追加]をクリックします。
[名前またはメールアドレスを入力]に参加者の情報を入力し、候補から送信先を選択します。参加者を選択したら[メールを送信]をクリックしてください。

参加者には招待メールが送付されます。[通話に参加]をクリックすると、会議に接続できます。
リンクだけを共有したい場合は、会議情報の[コピー]アイコンからリンクをコピーし、チャットやメールに貼り付けましょう。

Googleカレンダーで予定とGoogle Meet会議を同時に作成する方法です。
[新しい会議を作成]から[Googleカレンダーでスケジュールを設定]を選択します。

入力できたら[保存]します。ゲストを追加している場合は、保存時に招待メールを送ることもできます。

Googleカレンダーで設定した会議は、当日になるとGoogle Meetアプリのホーム画面にも表示されます。予定をクリックすると会議に接続できます。

デスクトップの[Google Meet]ショートカットをクリックしてアプリを起動します。

会議コードまたはリンクをコピーし、[会議コードまたはリンクを入力]に貼り付けます。[参加]をクリックすると会議に接続します。
Googleカレンダーに会議が登録されている場合は、Google Meetのホーム画面に予定が表示されます。該当する予定をクリックして参加しましょう。
ここからは、Google Meetでよく使う基本機能を紹介します。

[マイク]アイコンをクリックすると、マイクのオン・オフを切り替えられます。
主催者が参加者のマイク使用を制限している場合は、自分ではオンにできないことがあります。

[その他のオプション]から[設定]を開きます。

音声タブの「話す(長押し)」をオンにします。設定を閉じたあと、発言するときにキーボードの[スペースキー]を押し続けると、押している間だけマイクがオンになります。

ヘッドセットや外付けマイクを使う場合は、[その他のオプション]から[設定]を開きます。

音声タブの[マイク]から、使用する機器を選択してください。

[カメラ]アイコンをクリックすると、カメラのオン・オフを切り替えられます。
背景をぼかしたり、バーチャル背景に差し替えたりできます。対象環境では、Geminiを使ったAI背景画像の生成も利用できます。たとえば「プロフェッショナルなオフィス」「トロピカルビーチ」などの雰囲気に合わせた背景を作成できます。

[その他のオプション]から[ビジュアルエフェクト]を開きます。

好みの背景やぼかし効果を選択すると、会議画面に反映されます。

画面共有では、共有する範囲を選択できます。
参加者が画面共有できない場合は、主催者側で画面共有が制限されている可能性があります。

主催者は[主催者用ボタン]を開き、[主催者用の管理機能]をオンにしたうえで、[参加者の画面を共有]の設定を確認してください。

[ミーティングの詳細]を開き、[参加に必要な情報をコピー]をクリックします。コピーした情報をメールやチャットに貼り付けて、参加者へ送信しましょう。

[全員を表示]を開き、[ユーザーを追加]をクリックします。名前またはメールアドレスを入力して、招待する相手を選択します。

[メールを送信]をクリックすると、会議の招待状が送付されます。

[全員を表示]をクリックすると、参加者の一覧が表示されます。ここから参加者を追加したり、主催者が必要な管理操作を行ったりできます。

主催者は、会議の進行やセキュリティを守るために、参加者の操作を制限できます。
[主催者用ボタン]を開き、[主催者向けの管理機能]をオンにしてから、必要な項目を設定します。大人数の会議や社外参加者を含む会議では、参加者が入室する前に設定しておくと安全です。
会議を円滑に進めるための便利機能を紹介します。
Google Meetには、GoogleのAIアシスタントであるGeminiを活用した機能が組み込まれています。利用可否はGoogle Workspaceの契約プランや管理者設定によって異なりますが、対象環境では会議の要約や議事録作成を効率化できます。
会議に追われがちなチームでは、AIによる要約や議事録を活用することで、欠席者への共有や会議後の振り返りがしやすくなります。ただし、録画・文字起こし・AIメモの利用時は、社内規程や参加者への説明、機密情報の取り扱いに注意しましょう。
Google Meetでは、発言内容に字幕を表示できます。聞き取りにくい環境や、音声を出しづらい場所で参加している場合に便利です。
また、リアルタイム翻訳字幕のモバイル対応も順次拡大しています。多言語メンバーが参加するグローバル会議では、相手の発言を別言語の字幕で確認できるため、内容理解をサポートできます。対応言語や利用可否はプランや提供状況によって異なるため、実際の会議画面で確認してください。

[字幕をオンにする]をクリックします。

字幕の言語や翻訳設定を変更する場合は、字幕エリアにマウスを移動し、歯車アイコンをクリックします。

[会議の使用言語]から言語を選択し、必要に応じて翻訳の設定を行いましょう。

[挙手]をクリックすると、発言したい意思を参加者に伝えられます。大人数の会議では、発言順を整理しやすくなります。

[リアクション]では、絵文字を使って賛成・拍手・驚きなどを表現できます。発言を遮らずに反応を伝えられるため、オンライン会議の雰囲気づくりにも役立ちます。

会議の参加者にテキストメッセージを送信できます。URLや補足情報を共有したいときに便利です。[Enter]で送信、[Shift+Enter]で改行できます。
チャット内容の保存や共有範囲は、会議の作成方法や組織の管理者設定によって変わることがあります。機密情報や個人情報を投稿する場合は、社内ルールに従って扱いましょう。
Google Meetでは、会議中にオンラインホワイトボードを使ってアイデアを整理できます。編集したホワイトボードはGoogleドライブに保存されます。

[アクティビティ]を開き、[ホワイトボード]を選択します。

[新しいホワイトボードを開始]または[Googleドライブから選択]をクリックします。参加者全員で同時に書き込めるため、ブレインストーミングや議論の整理に向いています。
スマートフォンでGoogle Meetを使う方法は、以前より柔軟になっています。
iPhone/iPadでは、2026年6月下旬のアップデートにより、MeetアプリやGmailアプリをインストールしていなくてもSafariから直接会議に参加できるようになりました。Googleアカウントがない参加者でも、名前を入力して参加リクエストを送れます。社外の取引先や初めてMeetを使う相手にも「アプリを入れてください」と案内する必要がなくなり、参加のハードルが下がりました。
Androidでは、以前からChromeブラウザ経由でMeetに参加できる環境がありました。ただし、スマホで継続的にGoogle Meetを使う場合や、通知、予定確認、車載システム連携などを活用したい場合は、専用アプリをインストールしておくのがおすすめです。
なお、Googleは従来の通話アプリ「Google Duo」をMeetに統合しており、現在はGoogle Meetアプリに一本化されています。
iPhoneやiPadでMeetリンクを開いたとき、MeetアプリやGmailアプリがインストールされていない場合は、Safari経由で参加できます。会議リンクをタップし、画面の案内に従って名前を入力すると、主催者へ参加リクエストを送信できます。
Safari参加は、アプリをインストールできない端末や、初めてMeetを使うゲストに特に便利です。一方で、日常的に会議へ参加する場合は、通知や予定確認、モバイル向け機能を使いやすいMeetアプリの利用も検討するとよいでしょう。
スマートフォン版Google Meetは、移動中の会議参加にも対応が進んでいます。
iPhoneでは、2026年4月からGoogle MeetがApple CarPlayに対応しました。iPhoneをCarPlay対応車両に接続すると、車のダッシュボード画面から今後の会議予定を確認し、ワンタップで会議に参加できます。
安全運転に配慮し、CarPlay経由でMeetに参加する場合は自動的にカメラがオフになり、相手側の映像も車載画面には表示されません。車のマイクとスピーカーを使った音声会議として参加し、画面上の操作もミュートや通話終了など必要最小限に抑えられています。
Android向けのAndroid Autoでも、2026年6月初旬からGoogle Meet対応が展開されています。AndroidスマホをAndroid Auto対応車両に接続すると、車載ディスプレイ上に会議通知や予定された会議が表示され、音声のみで参加できます。移動中の営業担当者や出張中の社員が、無理なく会議に追いつくための選択肢として役立ちます。
いずれの場合も、運転中の操作は最小限にし、安全を最優先してください。必要に応じて停車中に参加・退出操作を行いましょう。
ハイブリッド会議では、同じ会議室にいる複数人がそれぞれPCやスマホからMeetに参加すると、音声のハウリングや参加者名の表示漏れが起こることがあります。
Google Meetでは、会議室内のMeetハードウェアや端末との近接検出を利用し、スマホやノートPCから参加するユーザーにコンパニオンモードでの参加を促す自動チェックイン機能が提供されています。これにより、会議室内の参加者名を会議に反映しつつ、端末側のマイクやスピーカーをオフにしてエコーを防ぎやすくなります。
スマホ版でも、背景ぼかし、挙手、リアクション、チャット、画面共有、字幕など多くの機能を利用できます。ただし、パソコン版と比べると一部制限があります。
スマホ版は外出先からの参加や確認には便利ですが、画面共有や録画、細かな会議管理を行う場合はパソコン版を使うと安心です。
Google Meetアプリは、次のような方におすすめです。
パソコン版のGoogle Meetアプリ(PWA)は、ブラウザ版と大きな機能差があるわけではありません。しかし、単独ウィンドウで起動でき、タスクバーやDockからすぐに開ける操作感は非常に快適です。
さらに、iPhone/iPadのSafari参加、Apple CarPlayやAndroid Autoでの音声参加、会議室の自動チェックイン、Geminiによる会議要約・議事録作成など、Google Meetはパソコン・スマホの両面で使いやすさを高めています。Google MeetハードウェアからMicrosoft Teams会議に参加できる相互運用の動きもあり、グローバル企業や複数の会議ツールを併用する現場でも活用の幅が広がっています。
インストール自体は数分で完了します。Google Meetを使う機会が多い方は、まずパソコン版アプリを導入し、スマホではSafari参加とMeetアプリを用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
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