みなさんは自分のお気に入りのフォントはありますか。
Outlookを開くたびに、毎回フォントを変更して使っている人がいるかもしれません。
デフォルトとして設定すれば、今まで以上に効率的にOutlookを使用することができます。また、ビジネスで利用するべきフォントを迷っている方もいるでしょう。
ビジネスメールでよく使われるおすすめのフォントやサイズをご紹介します。
また、メールの作業をさらに効率化できる機能も説明しますので、
ぜひ参考にしてみてください。
Outlookのデフォルトのフォントを設定する方法を説明します。
フォントの種類のほかにも、文字サイズや、色をデフォルト設定できるのでぜひ試してみてくださいね。
Outlookアプリ(インストール版)を開き、画面左上の「ファイル」タブを選択します。
次に画面左下の、「オプション」を選択します。
「メール」カテゴリーの中から、「ひな形およびフォント」を選択します。
「ひな形」タブを選択します。次に「新しいメッセージ」もしくは「返信/転送メッセージ」の下にある、「文字書式」を選択します。
「フォント」タブの「日本語用のフォント」の項目のプルダウンを押下し、好きなフォントを選択します。
また、このときフォントのサイズ・色・スタイル等を設定することもできます。
一度に設定してしまえば楽なので、フォントを選択する段階でさまざまな書式を設定してしまうほうがよいでしょう。
次に「英数字用のフォント」プルダウンを押下し、好きなフォントを選択します。
このとき、日本語と同じフォントがよければ「日本語用と同じフォント」を選択してください。
また、フォントサイズや色、書式なども合わせて設定できるのでぜひ試してみてください。最後に「OK」を押下したら設定は完了です。
メールはPCで見るか、携帯で見るか、メールを読む媒体によって表示される文章の見え方は変わってきます。
また、受信する側のメールソフトの設定によって、送ったメールが同じように表示されるとは限りません。しかし、読みやすいフォントやサイズには目安があるので、
活用すれば表示が少し違ったとしても、読みやすさは確保できるでしょう。
メールにおすすめのフォントを3つ紹介します。
1つ目は、「Meiryo UI」です。「Meiryo UI」は視認性が非常に良いです。また、太字の対応もできるので単語などを強調するときにも便利です。
2つ目は、「MSPゴシック」です。「MSPゴシック」は互換性が高いことが特徴です。ほとんどのPCにデフォルトのフォントとして入っていることが多いので、メールを受信する相手にも同じフォントで見てもらえます。
3つ目は「游ゴシック」です。「游ゴシック」は定番と言っていいほど皆さんが使うことの多いフォントです。文字間にゆとりがある設計になっているので、文字が小さくなっても文字同士がくっついて見えづらいということがありません。
既定サイズだと10から10.5ptが多いでしょう。
ただし、どんな年代の人にも見えやすくするには11ptから12ptが適切です。
現在は、スマホで記事を読むなど小さな文字に慣れている人がたくさんいます。
そのため、若い世代の方はメールの文章が10pt以下の小さな文字でも違和感なく読んでしまうかもしれません。
しかし、上司や、50・60年代の社員の方にも読みやすい11~12ptのフォントサイズにしたほうが、すべての人にとって読みやすい文章になりますよね。
また、行間を開ける、1文を短くするなど、フォントサイズに合わせて注意すればさらに読みやすくなるでしょう。
Outlookにはデフォルトのフォントとして登録されていても、他のメールソフトには登録されていない可能性があります。
例えば、「HGP 創英角ポップ体」や「HG 丸ゴシックM-PRO」など普段使われていそうなフォントでも、Outlookにはあり、G-mailには無いということがあります。
このような場合は、G-mail内に登録されているフォントで代用されます。
フォントによって雰囲気を伝えたくても、うまく伝えることができなくなってしまいます。
できる限り定番のフォントを使って、相手にも同じフォントが表示されるように心がけるとよいでしょう。
携帯電話のアプリ版Outlookでは、フォントの設定ができません。
作成時に、文字を太文字にしたり、下線を引いたりするなど簡単な変更のみが可能です。
携帯でメールのやり取りをすることが多い人にとっては不便です。
細かな設定をしたい場合は、PCをメインに使うのがよいでしょう。
デフォルトのフォントを設定したはずなのに、使ってみると設定どおりになっていない、
ということはありませんか。
その場合は、書式の設定が「テキスト形式」になっている可能性があります。
「テキスト形式」は容量が小さいため文章のみのメールを送るときはとても有効です。
しかし、「テキスト形式」では文字のフォントを変更したり、文字を装飾したりすることができません。また、画像の挿入や色付けもできません。
お気に入りのフォントを使うには、書式設定を「HTML形式」に変更してください。
デフォルトのフォントを設定して、効率よく仕事を進めたい方におすすめの機能が、
「定型文の登録」です。
長い文章も、少しの文字を打っただけで変換候補として出てくるという優秀な機能です。
とても簡単にできるので、スキマ時間にぜひ試してみてください。
まずは、仮で新規のメールを作成し、定型文に登録したい文章を入力します。
次に、その定型文を選択した状態で、「挿入」タブの画面右上の3つの点を押します。
すると、機能の一覧が表示されます。
一覧の中から「クイックパーツ」を選択し、その後「選択範囲をクイックパーツギャラリーに保存」を押します。
上記の画面が出てきたら「OK」を押して完了です。
上記の場合だと、「いつもお世話」とメールに入力するだけで、
先ほど選択した文章が変換候補にあがってくるようになります。
この文言は自由に変更することができます。そのため「挨拶」や「自己紹介」など自分が判断しやすいワードにすることでさらに効率も上がること間違いなしです。
今回は、Outlookのデフォルトのフォント設定を行う方法をご紹介しました。
操作自体はとても簡単なのでぜひ実践してみてください。
携帯で設定できない、テキスト形式になっているとフォントの変更ができないなどの注意点もあるので気を付けてください。
また、フォントの設定に関しておすすめのフォントやサイズをご紹介しました。
主にビジネスで使われることを想定して、ご説明しました。
社会人の年齢幅は広いことから、誰もが読みやすい文字やサイズを選ぶということが非常に重要です。カジュアルな場面、オフィシャルな場面、さまざまな状況や立場によって、フォントを使い分けてみるのもよいでしょう。
フォントの設定に関連して、Outlookの「定型文の設定」という便利な機能についても説明しました。
同じような文面を書くことが多い方はこの機能を利用することで、メールの作成時間が大幅に短縮されます。
メールの作成は、社会人にとって仕事のほんの一部の仕事だと思います。
ただ、そのメールに割く時間が短くなれば、仕事も効率は確実にアップします。ぜひOutlookの機能を最大限に活用して、普段の業務を早く終わらせてみましょう。
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