【最新・完全版】immedio徹底完全ガイド!Web問い合わせからの商談獲得を自動化・効率化

2025年4月16日(水)
目次
  • 1. immedioの核心:問い合わせ直後の「ゴールデンタイム」を捉える仕組み
    • 2. immedioの主要機能:インサイドセールス強化と機会損失を防ぐ多彩な機能
      • 3. immedio導入のメリット:商談化率向上と営業効率化をデータで解説
        • 4. immedio導入企業の声:実際の効果事例
          • 5. immedioの始め方:導入プロセスと初期設定
            • 6. immedioの基本的な使い方:問い合わせからの自動商談設定フロー
              • 7. immedioの応用的な使い方:成果を最大化する活用術
                • 8. immedioの料金プランと連携費用
                  • 9. immedioの外部ツール連携:Salesforce・MAツール等との連携で広がる可能性
                    • 10. まとめ:immedioでインバウンド商談獲得を最大化し、営業成果を飛躍的に向上
                      • 11. immedioに関するよくある質問(FAQ)
                        • 12. Jicoo(ジクー)について

                        B2Bビジネスにおいて、ウェブサイトからの問い合わせや資料請求といったインバウンドリード(見込み顧客)への対応スピードは、その後の成果を大きく左右する重要な要素です。実際、問い合わせから5分以内にアプローチできれば商談化率は8倍に向上する一方で、5分を超えると顧客との接続率は8分の1にまで低下するという調査結果もあります。

                        しかし、多くの企業では「複雑なリード割り当て基準」「夜間や休日の対応不可」「インサイドセールス部門の人員不足」といった課題から、この「5分以内」の対応が難しいのが現実です。

                        こうした課題を解決するために登場したのが、株式会社immedioが提供する「immedio(イメディオ)」です。immedioは、Webフォーム経由での問い合わせ直後に、電話などの人手を介さずにオンラインで商談日程の調整を自動化する「商談獲得自動化サービス」です。

                        この記事では、Web問い合わせからの商談獲得を最大化し、営業プロセス全体の効率化を実現するimmedioについて、その主要機能、導入メリット、具体的な使い方、連携機能、料金、そして実際の評判まで、徹底的に解説します。

                        immedioの核心:問い合わせ直後の「ゴールデンタイム」を捉える仕組み

                        immedioの最も重要な価値は、インバウンドリードへのアプローチ方法を根本から変革する点にあります。

                        従来は、ウェブサイトから問い合わせがあった後、インサイドセールス担当者が電話やメールでフォローアップを行い、ヒアリングや日程調整を進めるというプロセスが一般的でした。しかしこの方法では、担当者の対応可能時間や他の業務との兼ね合いで、どうしてもタイムラグが発生してしまいます。その間に、顧客の関心度が低下してしまう「機会損失」が大きな課題でした。

                        immedioは、このプロセスを自動化します。顧客がWebフォームを送信した直後、まさにその関心が最高潮に達している瞬間に、自動でオンライン商談の日程調整画面を表示。顧客は表示された候補日時から選ぶだけで、シームレスに商談予約を完了できます。

                        これにより、リードが「冷めてしまう」前の最もホットな状態、いわゆる「ゴールデンタイム」を確実に捉え、商談機会を最大化することが可能になります。

                        immedioの主要機能:インサイドセールス強化と機会損失を防ぐ多彩な機能

                        immedioは、単なる日程調整ツールではありません。インバウンドリードからの商談獲得を最大化し、営業活動全体の効率を高めるための、以下のような多彩な機能を備えています。

                        1. Webフォーム連動の自動商談獲得 (CV直後のモーダル表示)

                        immedioの最も基本的な機能が、既存のWebフォーム(問い合わせ、デモ依頼、資料請求など)と連携し、コンバージョン(CV)直後に自動で商談日程調整を行う仕組みです。

                        仕組み:

                        1. タグ設置: immedioが提供するJavaScriptタグを、Webサイトのフォームページや送信後のサンクスページに設置します。
                        2. モーダル表示: 顧客がフォームを送信すると、静的なサンクスページが表示される代わりに、immedioのインタラクティブな日程調整モーダル(ポップアップウィンドウ)が自動で表示されます。
                        3. 情報引継ぎ: フォームに入力された氏名やメールアドレスなどの情報は、モーダルに自動で引き継がれます。
                        4. 簡単予約: 顧客は、表示された候補日時の中から都合の良い時間を選んでクリックするだけで、簡単に商談予約を完了できます。

                        このスムーズな体験は、顧客の手間を最小限に抑え、問い合わせ直後の高い関心を逃しません。時間経過による興味の喪失リスクを最小化し、従来対応が難しかった夜間や土日祝日といった営業時間外の問い合わせに対しても、自動で商談を設定することが可能になります。結果として、リード獲得から商談化までの時間を劇的に短縮し、機会損失を防ぎます。

                        2. 柔軟なルールに基づく自動担当者割り振り (インテリジェント・ルーティング)

                        獲得したリードを適切な営業担当者に迅速に割り当てることも、商談化率を高める上で極めて重要です。immedioは、「フローチャートルーター」と呼ばれるノーコード(プログラミング不要)のワークフロービルダーを提供しており、これを用いて複雑なリード割り当てルールを柔軟に設定できます。

                        割り当て基準の例:

                        • フォーム入力情報: 企業規模、業種、所在地、問い合わせ内容など。
                        • ターゲットリスト: 事前にアップロードした特定の企業リストとの照合。
                        • CRM/SFA連携情報: 連携しているSalesforceなどのCRMから取得した情報(既存顧客の担当者、契約状況、リードスコア、特定のカスタム項目など)。
                        • 担当者のスキル・状況: 受注率の高い担当者を優先、新人はメンターとペア、担当者ごとの対応可能製品など。
                        • 均等割り振り: グループ内で担当者に均等に割り振るラウンドロビン方式。

                        高度な設定例:

                        • 特定の法人番号を持つ企業からの問い合わせは、指定チームAに割り当てる。
                        • 従業員数100名以上かつ製造業からの問い合わせは、ベテラン担当者グループに割り当てる。
                        • 既存顧客からの問い合わせは、CRM上の担当者に自動で割り当てる。
                        • リードスコアが高いリードには60分、低いリードには30分の面談時間を自動で設定する。

                        このインテリジェントなルーティング機能により、各リードに対して最も適切な担当者が自動的かつ即座に割り当てられ、手動での割り当て作業に伴う遅延やミスを排除します。特に、SalesforceなどのCRMデータを活用した高度なルーティングは、複雑な営業組織やアカウントベースドマーケティング(ABM)戦略を持つ企業にとって強力な武器となります。

                        3. 自動追客・ナーチャリング支援 (メール・Web再訪)

                        immedioの機能は、最初のコンバージョン時点だけでなく、その後のリードナーチャリング(見込み顧客育成)プロセスにも貢献します。

                        • メールからの直接予約: マーケティングオートメーション(MA)ツールから配信されるステップメールや、インサイドセールスが個別に送るフォローアップメール内に、immedioで生成したユニークな日程調整URLを埋め込むことができます。これにより、メールを受け取った顧客は、煩雑なメールの往復なしに、都合の良いタイミングで直接商談を予約することが可能になります。
                        • Webサイト再訪者へのアプローチ: Cookie情報やMAツール(例: Account Engagement)との連携によって識別された既存リードが、価格ページや導入事例ページといった関心度の高い特定のページを再訪した際に、自動的に日程調整のオファー(ポップアップ)を表示させることができます。

                        これらの機能により、最初の問い合わせ時に商談予約に至らなかったリードや、検討段階が進んで再度情報収集を行っているリードに対しても、関心が高まった最適なタイミングで自動的にアプローチし、商談機会を創出します。これは、インサイドセールスが手動で行っていた追客活動の一部を自動化し、ナーチャリングプロセス全体の効率を高めるものです。株式会社hacomonoの事例では、このウェブ再訪者フォローアップ機能が、インサイドセールスの負担を軽減しつつホットな顧客を自動で商談化する上で非常に役立っていると評価されています。

                        4. AIによる顧客リサーチ自動化

                        インサイドセールス担当者がリードにアプローチする前に行う情報収集(リサーチ)は、質の高いコミュニケーションのために不可欠ですが、非常に時間のかかる作業です。immedioはこの課題に対し、AIを活用した自動リサーチ機能を提供しています。

                        仕組み:

                        1. 自動検索: フォームに入力された企業名や担当者名をもとに、AIが自動でWeb検索を行います。
                        2. 情報収集・要約: 関連性の高い情報を収集し、要約レポートを自動生成します。
                        3. 通知・連携: 生成された要約情報は、Slackを通じて担当者に通知されたり、API連携によってCRMの顧客情報フィールドに自動で書き込まれたりします。

                        これにより、たとえ顧客がimmedio経由で直接商談を予約しなかった場合でも、インサイドセールス担当者は、手動でフォローアップを行う際に、事前に基本的な企業情報や担当者の背景を把握した状態でアプローチを開始できます。架電前のリサーチ時間を大幅に削減し、より迅速で的確なコミュニケーションを可能にします。

                        5. ダッシュボードによる効果測定・分析 (A/Bテスト)

                        施策の効果を測定し、改善につなげるための分析機能もimmedioの重要な要素です。immedioには、商談獲得状況を可視化する専用のダッシュボードが搭載されています。

                        分析可能な項目例:

                        • フォームごとの商談化率(フォーム送信から商談予約に至った割合)
                        • デバイス別(PC/スマホ)の商談化率
                        • 曜日・時間帯別の商談化率
                        • 担当者別・チーム別の商談獲得数・商談化率

                        これにより、単なるフォームのコンバージョン数(CVR)だけでなく、「実際に商談につながった数(商談化率)」という、よりビジネス成果に近い指標でパフォーマンスを評価できます。

                        さらに、A/Bテスト機能も備わっており、日程調整モーダルのデザイン、文言(CTA)、表示条件、提示する時間枠などを変更しながら、どちらがより高い商談化率を生むかを比較検証できます。これにより、データに基づいた継続的な改善活動が可能となり、商談獲得プロセスの最適化を支援します。

                        6. リード情報の取込・連携 (展示会など)

                        immedioの活用範囲は、Webフォーム経由のリードに限定されません。展示会やウェビナーのように、短時間で大量のリードが発生する場面での商談獲得にも応用可能です。

                        例えば、展示会ブースでOCR(光学文字認識)によってデータ化された名刺情報と、その場でタブレットなどを用いて入力されたアンケート情報をimmedioに連携。アンケートの回答内容(興味のある製品、課題感など)に基づいて、その場で適切な担当者とのオンライン商談を即座に設定する、といった活用が考えられます。

                        また、immedioを通じて獲得・処理されたリード情報や設定された商談情報は、SalesforceなどのCRMシステムに自動で連携されます。具体的には、Salesforce上にリードや取引先責任者と紐づいたToDo(活動履歴)が自動で作成されるため、情報の散逸を防ぎ、営業活動の記録を一元管理できます。他のCRMやMAツールともAPI連携によって柔軟なデータ連携が可能です。

                        immedio導入のメリット:商談化率向上と営業効率化をデータで解説

                        immedioを導入することによる具体的なメリットは、多くの導入企業の事例やユーザーレビューによって裏付けられています。主なメリットをデータと共に解説します。

                        メリット1:リードへの即時対応で商談化率・有効商談化率アップ

                        immedioの最大のメリットは、リードの関心が最も高い問い合わせ直後にアプローチすることで、商談化率を大幅に向上させる点です。「問い合わせから5分以内のアプローチが商談化率を8倍に高める」という原則を、immedioはシステムによって実現します。

                        具体的な成果例:

                        • 見積もり依頼直後にポップアップを表示し、商談の取りこぼしを防ぎ商談化率33%向上
                        • デモ依頼に対し、条件を満たすリードのみに商談設定を行い、無駄な商談を削減しつつ有効商談化率28%向上
                        • 導入により商談化率が2倍以上に改善。
                        • 面談設定数が1.3倍に向上。
                        • 商談化率が125%向上

                        これらのデータは、immedioがリードの温度感を逃さずに捉え、従来の手動フォローアップでは発生しがちだった機会損失を最小化していることを明確に示しています。

                        メリット2:日程調整・担当者割り振り・情報入力の工数大幅削減

                        営業担当者やインサイドセールス担当者の煩雑な業務を自動化し、大幅な工数削減を実現することも大きなメリットです。

                        • 日程調整工数の削減: 顧客との間で行われる日程調整のためのメールや電話の往復が不要になります。immedioが提示する候補日時から顧客が選択するだけで日程が確定するため、スケジュール調整の手間が劇的に削減されます。
                        • 担当者割り当て工数の削減: 設定されたルールに基づき、リードが自動で適切な担当者に割り振られるため、マネージャーや担当者が手動で行っていた割り当て作業が不要になります。
                        • 付随する事務作業の自動化: 商談が確定すると、Web会議URLの自動発行、カレンダーへの自動登録、CRMへの活動履歴(ToDo)の自動作成など、関連する事務作業も自動化されます。Salesforce連携機能を使えば、1件あたり平均15分かかるとされるアポイント処理業務を効率化できるとされています。
                        • リサーチ工数の削減: AIによる顧客リサーチ機能も、事前の情報収集にかかる時間を削減します。

                        全体として、immedioはインサイドセールス業務の工数を約70%削減するポテンシャルを持つとされています。これにより、営業担当者は、煩雑な事務作業から解放され、顧客との対話や提案活動といった、より価値の高いコア業務に集中できるようになります。

                        メリット3:リードタイム短縮による受注確度向上と事例

                        リードへの迅速な対応とスムーズな商談設定は、リードタイム(リード獲得から受注までの期間)の短縮にも繋がります。

                        具体的な成果例:

                        • 導入前は問い合わせから受注まで平均2ヶ月を要していたが、導入後は最短5日で受注に至った事例も出現。
                        • リードタイムが2日間短縮された。

                        リードタイムの短縮は、単にプロセスが速くなるだけでなく、顧客の検討熱が高い状態を維持しやすくなるため、競合他社に対する優位性を確保し、受注確度の向上にも寄与する可能性があります。「最初にアプローチしたベンダーが競合案件の約50%を制する」というデータも、迅速な対応の重要性を示唆しています。

                        メリット4:24時間365日、商談機会損失の防止

                        immedioはシステムが自動で対応するため、人間のように稼働時間に制約されません。これにより、営業時間外や休日に発生した問い合わせに対しても、即座に商談日程の調整を進めることが可能です。

                        実際に、営業時間外のリードへの対応効率が大幅に改善し、商談化率が200%近く改善したという事例も報告されています。これは、従来であれば翌営業日まで対応が遅れていたであろうリードを、関心が高いうちに確実に捉えられていることを意味します。マーケティング活動によって獲得した貴重なリードを、時間的な制約によって取りこぼすことなく、最大限に活用できるようになります。

                        immedio導入企業の声:実際の効果事例

                        immedioの価値は、多くの導入企業の具体的な成果によって裏付けられています。以下にいくつかの事例を要約します。

                        • Sansan株式会社: 見積依頼フォームからの商談化率が80%を達成し、大幅な改善を実現。
                        • jinjer株式会社: サービスサイトからの即時対応により商談数が1.5倍に増加。
                        • 株式会社Sales Marker: アポの取りこぼしを減らすと同時に有効商談率を30%改善
                        • 株式会社hacomono: **案件化率は76%**と高水準を維持。
                        • 株式会社ジーニー: immedio導入により商談数は4倍に増加。インサイドセールスによる日程調整の手間がなくなり、現場からも好評。
                        • ROXX株式会社: 商談化率が2倍以上改善し、過去最高の商談数を獲得。
                        • 株式会社Schoo: モーダル内の文言改善により商談化率が200%近く改善。営業時間外リードへの対応効率も大幅に改善。
                        • 株式会社バトンズ: 面談化率が1.3倍に向上。複雑な割り当てルールにも対応し、限られたリソースでの適切な顧客サポートに貢献。
                        • その他: 問い合わせから受注までの期間が平均2ヶ月から最短5日に短縮。シンプルな設計が顧客に好評。

                        これらの多様な成功事例は、immedioが単なる理論上のツールではなく、実際のビジネス現場において、商談化率の向上、効率化、リードタイム短縮といった具体的な成果をもたらす強力なソリューションであることを示しています。

                        immedioの始め方:導入プロセスと初期設定

                        immedioの導入を検討する際のプロセスと、利用開始にあたっての初期設定について解説します。

                        ステップ1:問い合わせ・デモ依頼

                        導入の最初のステップは、immedioの公式ウェブサイトにあるお問い合わせフォームから連絡を取ることです。フォームでは、サービスに関する質問や見積もり依頼が可能です。また、サービスの具体的な動作を確認したい場合は、デモを依頼することもできます。 (興味深いことに、immedioのサイトでは、問い合わせフォーム送信後にimmedio自身の機能を使ってそのままデモの日程調整ができる体験を提供している場合があります。)

                        ステップ2:アカウント登録と契約

                        問い合わせ後、通常はimmedioの担当者との間で、具体的なニーズのヒアリング、機能説明、利用プランの提案、見積もりの提示といったプロセスが進みます。immedioの料金体系は公開されていないため、個別の見積もりが必要です。双方の合意が得られれば、契約手続きを行い、immedioのアカウントが発行されます。

                        ステップ3:初期設定(タグ設置、連携設定、ルール構築)

                        アカウント発行後、実際にimmedioを利用開始するためには、いくつかの初期設定が必要です。

                        1. タグ設置: immedioの機能をウェブサイト上で動作させるために、提供されるJavaScriptタグを、連携させたいフォームがあるページや、フォーム送信後のサンクスページなどに設置します。
                        2. 基本設定:
                          • 利用するユーザーアカウントの登録
                          • 面談の種類(例:デモ、相談)の設定
                          • 営業担当者のカレンダー(Google Calendarなど)との連携
                          • Web会議ツール(Zoom, Google Meetなど)との連携設定
                        3. 担当者割り振りルールの設定: immedioの核となる機能の一つである、リードの自動割り当てルールを設定します。ノーコードのワークフロービルダーを使用し、フォームのどの項目を判定に使うか(フォームマッピング設定)、どのような条件でどの担当者やグループに割り振るか、といったロジックを構築します。
                        4. 外部ツール連携: SalesforceやHubSpotといったCRM、Account EngagementなどのMAツール、その他のシステムとの連携設定を行います。APIやZapierを介した連携も可能です。

                        一部のユーザーからは、特にこの初期設定段階、とりわけ担当者割り当てルールやCRM連携の設定が複雑で、ハードルが高いと感じるという声も聞かれます。一方で、導入時のカスタマーサクセス(CS)担当者によるサポートが非常に丁寧で、スムーズに導入が進んだという評価もあります。immedioの持つ高度なカスタマイズ性を最大限に活用するためには、初期設定にある程度の工数がかかる可能性があることを認識し、必要に応じてimmedioのサポートを活用することが推奨されます。

                        immedioの基本的な使い方:問い合わせからの自動商談設定フロー

                        初期設定完了後、immedioが実際にどのように動作するのか、基本的な利用フローを解説します。

                        1. Webサイトへのタグ設置

                        前提として、初期設定で解説した通り、immedioのJavaScriptタグがウェブサイトの関連ページ(フォームページ、サンクスページなど)に正しく設置されている必要があります。このタグが、フォームの送信を検知し、immedioの機能を起動させます。

                        2. Thanksページでのモーダル表示と顧客体験

                        顧客がウェブサイト上のフォーム(例:問い合わせフォーム)に必要な情報を入力し、送信ボタンをクリックします。すると、通常は静的なサンクスページが表示されますが、immedioが導入されている場合、このページ上で日程調整モーダルが自動的に表示されます。

                        モーダルには、フォームで入力された氏名やメールアドレスが自動反映されていることが多く、顧客は再入力の手間が省けます。そして、初期設定で定義されたルールに基づき、割り当てられた担当者(またはグループ)の空き時間がカレンダー形式で表示されます。表示される時間は、担当者の実際の空き状況に加え、設定された稼働時間、移動時間や休憩時間を考慮したバッファ、予約可能な最短日時などの条件を反映したものになります。

                        3. 顧客による日程選択と確定

                        顧客は、表示された候補日時の中から、自身の都合の良い日時をクリックして選択します。選択後、確認画面を経て日程を確定します。このプロセスは非常にシンプルで、数クリックで完了します。

                        4. 商談確定後の自動処理

                        顧客が日程を確定すると、immedioはバックグラウンドで複数の処理を自動的に実行します。

                        • 通知 (顧客宛): 確定日時、担当者名、自動生成されたWeb会議URLを含む会議招請(カレンダー招待)が自動送信されます。リマインダーメールの設定も可能です。
                        • 通知 (担当者宛): 担当営業担当者や関連チームに、新規商談設定の旨がメールやSlackなどで通知されます。
                        • カレンダー連携: 確定した商談は、担当者の連携済みカレンダー(Google Calendarなど)に自動登録されます。
                        • CRM連携: Salesforceなどの連携済みCRMに、この商談に関する活動履歴(ToDoや行動など)が自動作成され、該当するリードや取引先責任者レコードに紐付けられます。

                        このように、immedioは単に日程を調整するだけでなく、その後の通知、カレンダー登録、CRMへの記録といった一連の付随業務まで自動化します。これにより、手作業による入力ミスや連絡漏れを防ぎ、担当者の管理業務の負担を大幅に軽減します。

                        immedioの応用的な使い方:成果を最大化する活用術

                        immedioの基本的な使い方に加え、その機能をさらに活用することで、商談獲得の成果を最大化するための応用的な使い方を紹介します。

                        1. MAツール連携による高度なナーチャリング

                        マーケティングオートメーション(MA)ツールとimmedioを連携させることで、より高度なリードナーチャリング戦略を実行できます。

                        • セグメント別アプローチ: MAツール上の特定のセグメント(例:高スコアリード、特定製品関心リスト)に属するリードが自社サイトを訪問した際に、immedioの日程調整ポップアップを自動表示させる。
                        • メールからの直接予約: MAのステップメール内に、リードごとにパーソナライズされたimmedioの日程調整URLを埋め込み、メールからの直接的な商談予約を促す。

                        これにより、マーケティング活動からセールス活動への連携がよりシームレスになり、適切なタイミングで効果的に商談機会を創出できます。

                        2. Webサイト再訪者への戦略的アプローチ

                        一度ウェブサイトを訪れたものの、すぐにはコンバージョンに至らなかったリードに対するアプローチも、immedioで自動化・高度化できます。Cookie情報やMAツール連携を活用し、過去に接点のあったリードの再訪を検知。

                        さらに、単に再訪しただけでなく、価格ページ、導入事例、特定の製品機能ページなど、購買意欲の高まりを示す可能性のあるページを閲覧した場合に限定して、戦略的に日程調整のオファーを表示させます。これにより、ウェブサイトは単なる情報提供の場から、顧客の行動に応じてインテリジェントに反応し、商談機会を創出するダイナミックなプラットフォームへと進化します。

                        3. CRM連携によるインサイドセールス業務の超効率化

                        immedioとCRM(特にSalesforceやHubSpot)の連携は、インサイドセールス(IS)の業務効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。

                        • CRMからの1クリック商談設定: SalesforceやHubSpotのリード/取引先責任者画面内に、immedioの日程調整用リンクやボタンを埋め込み可能。IS担当者が顧客と話しながら、クリック一つで顧客情報が自動入力された日程調整画面を開き、スムーズに商談を設定できます。
                        • CRMデータに基づいた高度なルーティング: CRM内の情報(担当者、ステータス、カスタム項目など)をリアルタイムに参照し、インバウンドリードの割り当てルールに反映させることが可能です。
                        • AIリサーチ結果のCRMへの自動入力: AIが収集・要約した顧客情報を、CRMの該当フィールドに自動で書き込むことも可能です。

                        これらの連携機能により、immedioはIS担当者の日常業務の中心であるCRMと深く統合され、クリック数や画面遷移、手作業によるミスを劇的に削減します。

                        4. AIリサーチ機能の戦略的活用

                        AIによる自動顧客リサーチ機能は、単に情報を提供するだけでなく、戦略的に活用することで、より質の高い営業活動に繋げられます。

                        • Slackなどで通知されるAI要約情報をもとに、手動フォローアップ時の電話やメールの冒頭の会話をパーソナライズする。
                        • デモの内容を相手の状況に合わせて微調整する。
                        • フォローアップの優先順位付けの判断材料にする。

                        これにより、たとえ手動でのアプローチが必要なリードに対しても、より個別最適化された、効果的なコミュニケーションを実現できます。

                        5. A/Bテストによる継続的な最適化

                        immedioのダッシュボードとA/Bテスト機能を活用し、継続的に商談獲得プロセスを改善していくことも重要です。

                        日程調整モーダルのデザイン、文言(CTA)、表示タイミング、提示する候補時間のパターン、担当者の割り当てルールなどを複数パターン試し、どちらがより高い商談化率をもたらすかをデータに基づいて比較検証します。株式会社Schooの事例では、モーダル内の文言に具体的な数値を入れるといった改善で、商談化率が大幅に向上したと報告されています。immedioを導入して終わりではなく、データに基づいたPDCAサイクルを回し続けることで、その効果を最大限に引き出すことができます。

                        immedioの料金プランと連携費用

                        immedioの導入を検討する上で、料金体系は重要な判断材料となります。

                        料金体系について (詳細要問合せ)

                        現時点で、immedioの具体的な料金プランや価格は公開されていません。料金に関する情報を得るためには、immedioのウェブサイト等を通じて、直接問い合わせを行い、自社の利用状況やニーズに合わせた見積もりを取得する必要があります。

                        ただし、一部のユーザーレビューでは、「単価が異常に安い」「費用対効果が高い」といった肯定的な評価も見られます。これは、immedioが提供する価値に対して、価格設定がリーズナブルであると認識されている可能性を示唆しています。

                        外部ツール連携に関する費用 (詳細要問合せ)

                        SalesforceやMAツール、Web会議ツールなど、多くの外部ツールとの連携機能がimmedioの強みの一つですが、これらの連携に追加費用が発生するかどうかについても、公開情報からは判断できません。これも料金プランと同様に、直接immedioに確認する必要があります。

                        料金情報の非公開は、特に中堅・大企業向けのB2B SaaSにおいては珍しいことではありません。導入を検討する際は、早めに問い合わせを行い、自社に必要な機能構成での見積もりを取得することが重要です。

                        immedioの外部ツール連携:Salesforce・MAツール等との連携で広がる可能性

                        現代のB2Bマーケティングおよびセールス活動において、各種ツール間の連携は不可欠です。immedioも、主要な外部ツールとの連携機能を備えており、これにより単体での利用に留まらない、より広範な価値を提供します。

                        連携可能な主要ツール一覧

                        immedioが連携可能な主なツールカテゴリと具体例は以下の通りです。

                        • CRM/SFA: Salesforce (特に機能豊富), HubSpot
                        • マーケティングオートメーション (MA): Account Engagement (旧Pardot, 専用連携あり), Marketo (Zapier経由), その他 (API, Zapier経由)
                        • カレンダー: Google Calendar, Outlook Calendar (要確認)
                        • Web会議ツール: Zoom, Google Meet, Microsoft Teams
                        • コミュニケーションツール: Slack
                        • 連携プラットフォーム: Zapier (数千のアプリと接続可能)
                        • その他Google Suite: Google Sheets, Google Docs (Zapier経由)

                        これらの連携により、データのサイロ化を防ぎ、ワークフローを自動化し、顧客情報をリッチ化することが可能になります。

                        Salesforce連携で実現できること (深掘り)

                        特にSalesforceとの連携機能は充実しており、高度な自動化を実現します。

                        • 顧客情報取得とデータ駆動型ルーティング: immedioがSalesforce内のリード、取引先責任者、取引先オブジェクトから関連情報を自動取得。既存顧客の担当者情報、契約状況、企業規模などのデータに基づき、最適な担当者への割り振りや商談の優先順位付けをインテリジェントに行います。
                        • ウェブ再訪者フォローアップ機能 (Account Engagement連携): Account Engagementのリストに含まれる見込み客がウェブサイトを再訪した際に、immedioが検知し、自動的に商談予約ポップアップを表示させます。
                        • データ入力補助機能: Salesforceレコード画面から1クリックでimmedioの日程調整画面を起動。顧客情報を自動入力し、適切な担当者の空き時間を表示してスムーズに商談を設定。確定した商談情報はToDoとして自動的にSalesforceに記録され、Web会議URL発行なども自動化。手作業による入力の手間とミスを大幅に削減します。

                        MAツール・その他の連携で実現できること

                        Salesforce以外のツールとの連携も、immedioの活用範囲を広げます。

                        • MAツール連携: リードスコアや特定の行動履歴に基づいてimmedioのポップアップ表示を制御したり、ナーチャリングメールのシナリオに日程調整を組み込んだりすることが可能です。
                        • Zapier連携: immedioが標準で連携していないアプリケーションとの接続や、複数のアプリケーションを組み合わせた複雑なカスタムワークフロー(例:immedioで商談設定 → スプレッドシート記録 → プロジェクト管理ツールにタスク作成)を構築することも可能です。
                        • Slack連携: チーム内での情報共有をリアルタイム化し、迅速な対応を促進します。

                        まとめ:immedioでインバウンド商談獲得を最大化し、営業成果を飛躍的に向上

                        immedioは、B2B企業が直面するインバウンドリードへの対応速度と効率性の課題に対し、強力なソリューションを提供します。その核心的な価値は、ウェブサイトからの問い合わせという顧客の関心が最も高い瞬間を捉え、自動化されたプロセスを通じて即座に商談設定へと繋げる能力にあります。

                        本記事で解説したように、immedioの導入は、以下のような具体的なメリットをもたらします。

                        • 商談化率の大幅な向上: リードへの即時対応で機会損失を防ぐ。
                        • リード対応速度の劇的な改善: リードタイムを大幅に短縮。
                        • 営業・インサイドセールス業務の効率化: 煩雑な手作業を自動化し、工数を大幅削減。
                        • 24時間365日の商談機会創出: 営業時間外のリードも取りこぼさない。
                        • 既存システムとの強力な連携: SalesforceをはじめとするCRM/MAツール等との連携でプロセス全体を最適化。

                        もし貴社が、 「ウェブサイトからのリードへの対応が遅れがちだ」 「インサイドセールスが日程調整業務に忙殺されている」 「獲得したリードからの商談化率に課題を感じている」 といった状況にあるならば、immedioは検討に値するソリューションです。

                        導入効果を最大化するためには、自社の営業プロセスやルールに合わせて初期設定を適切に行い、必要に応じてA/Bテストなどで継続的に改善を図ることが重要です。

                        より詳細な情報や、貴社の状況に合わせた具体的な活用方法については、immedioの公式ウェブサイトから問い合わせを行い、デモンストレーションを依頼することをお勧めします。immedioを活用することで、インバウンドマーケティングの投資対効果を高め、営業成果の飛躍的な向上を実現できる可能性があります。

                        immedioに関するよくある質問(FAQ)

                        immedioに関して、想定される質問とその回答をまとめました。

                        Q1: 導入設定は難しいですか?

                        A: 一部のユーザーからは、初期設定、特に担当者の割り当てルールや外部ツール連携の設定が複雑で、ある程度の学習や工数が必要だったという声があります。しかし、immedioは導入時のカスタマーサクセスによるサポートを提供しており、そのサポートが非常に丁寧でスムーズに導入できたという評価も多くあります。結論として、設定にはある程度の複雑さが伴う可能性があるものの、提供されるサポートを活用することで乗り越えられると考えられます。

                        Q2: どのような企業・課題に向いていますか?

                        A: immedioは、業種を問わず、ウェブサイトからの問い合わせや資料請求といったインバウンドリード獲得に注力しているB2B企業全般に適しています。特に、以下のような課題を抱えている企業に有効です。

                        • ウェブからのリードへの反応が遅い
                        • 問い合わせ件数が多く、インサイドセールスチームが対応しきれていない
                        • ウェブリードからの商談化率が低い
                        • 日程調整やリード割り当てなどの手作業が多く、非効率である
                        • 営業時間外のリードを取りこぼしている
                        • 営業チームの体制が複雑で、ルールに基づいたリード割り当てが必要
                        • 既にCRM(特にSalesforce)やMAツールを活用しており、よりシームレスな連携を求めている

                        Q3: 実際のユーザーからの評判はどうですか?

                        A: ITreviewでの評価は4.3(2024年5月時点)と、ユーザー満足度は総じて高いようです。

                        • 良い点: 商談化率の向上や日程調整の効率化といった導入効果が明確に実感されている点、リードの関心が高いタイミングを逃さない点、費用対効果が高いと感じられている点、AIリサーチ機能やSalesforce連携が評価されています。シンプルなUIが顧客に好評という声もあります。
                        • 改善を望む点: やはり初期設定の複雑さが挙げられています。また、稀に軽微な不具合が発生するという報告もあります。機能面では、ポップアップUIのカスタマイズ性向上、日程調整以外のWeb接客機能の拡充、より直感的なルール設定画面、候補日にない日程へのコメント機能などが要望として挙がっています。

                        Q4: 料金プランを教えてください。

                        A: immedioの具体的な料金プランや価格は公開されていません。利用料金は、企業の規模や必要な機能、利用量などに応じて個別に見積もりされると考えられます。正確な情報を得るためには、immedioの公式ウェブサイトから直接問い合わせる必要があります。

                        Q5: Salesforce以外のCRM/SFAやMAツールとも連携できますか?

                        A: はい、連携可能です。Salesforceとの連携機能が特に充実していますが、HubSpotとも連携できます。MAツールについては、Account Engagement (Pardot)との専用連携や、Marketo(Zapier経由)との連携が可能です。また、汎用的なAPIが提供されているため、他のMAシステムとも連携できる可能性があります。さらに、Zapier連携を利用することで、Zapierがサポートする非常に多くのアプリケーションとの接続が可能になります。

                        Jicoo(ジクー)について

                        セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている日程調整ツールの導入がおすすめです。

                        チームで使える日程調整ツール「Jicoo」とは?

                        Jicoo(ジクー)はGoogleカレンダー、Outlook、iCloudカレンダー等と接続して予定の空き状況をリアルタイムに取得!ダブルブッキングを確実に防ぎ日程調整を自動化。 またチーム内での担当者割当やWeb会議のURL発行、キャンセルやゲストへのリマインド対応などの予約管理まで、個人と法人のミーティング業務を自動化し、チームを効率化する予約プラットフォームです。
                        カレンダーと接続して予約ページ作成
                        カレンダーと接続して予約ページ作成
                        GoogleカレンダーやOutlookなど利用中のカレンダーサービスと接続するだけで予約ページを作成。
                        空き状況をリアルタイムに表示
                        空き状況をリアルタイムに表示
                        カレンダーの予定を確認し、予約可能な日程を自動で表示します。メールやチャット等で作成した予約ページのURLを共有して、日時を予約してもらいましょう。
                        Web会議のURLも自動で発行
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