チームを円滑に運営するためには、必要なコミュニケーションは残し、必要のないコミュニケーションをカットする必要があります。
コミュニケーションの最適化手段として、チャットツールや社内ポータルサイトを導入するほかに、「予定を共有」することも効果的な手段の1つです。
この記事では、Outlookを使った予定の共有方法を3つ紹介します。
パソコンにインストールされている「デスクトップ版」、インターネットブラウザで使う「Web版」それぞれのOutlookで設定する方法を解説します。
Outlook予定表の共有機能を使うと、自分のカレンダーにメンバーの予定表を表示できます。
この共有した予定表をグループ化して、まとめて表示・非表示を切り替えできるようにするのが「予定表グループ」です。
予定業グループのメリット
おススメの使い方
先にグループに入れるメンバーに予定表の共有を依頼しましょう。
予定表が共有できたら、「予定表グループ」を作成します。
[個人用の予定]の上で右クリックします。
[新しい予定表グループ]をクリックしてください。
予定表グループ名を入力して、[Enterキー]を押します。
次に、グループにメンバーを入れましょう。
メンバーのカレンダー名をクリックした状態でグループ名の上まで持っていき、グループ名の上でクリックを離します(ドラッグ&ドロップします)。
グループ名の直下にメンバーの名前が入りました。
他のメンバーも同じようにします。
予定表をメンバーごとに分けて表示するには、メンバー名の左側にある[→]をクリックすると表示を変更できます。
1つにまとめて表示したい場合は、[←]をクリックしましょう。
追加メンバーに予定を共有してもらいます。
共有依頼メールが届いたら、[承諾]をして自分の予定表に表示させましょう。
個人用の予定表に表示されたメンバー名をクリックした状態でグループ名の上まで持っていき、グループ名の上でクリックを離します(ドラッグ&ドロップします)。
メンバーの予定表を削除する場合は、削除するメンバー名を右クリックします。
[予定表の削除]をクリックしてください。
Web版のOutlookも操作はほぼ同じです。
[個人の予定表]の上にマウスポインタを置きます。
[…]が表示されますので、クリックしましょう。
[新しい予定グループ]をクリックします。
予定表グループ名を入力して、[Enterキー]で確定します。
メンバーをグループに追加するには、メンバー名をドラッグ&ドロップして予定表グループ名に入れましょう。
Outlookの予定表には、「日・週・月」以外に「グループスケジュール」という表示方法があります。
グループスケジュール表示をすると、予定表を縦に並べてスケジュールの比較をすることができます。
グループスケジュールのメリット
おススメの使い方
表示したい予定表にチェックを入れます。グループスケジュール表示してからでも変更できます。
次に、[グループスケジュール]をクリックします。
表示が切り替わりました。
カレンダーの[>]をクリックすると次月を表示します。
別の週を表示するには、カレンダーの日付をクリックします。
グループスケジュールは1週間分の予定を表示します。
右にスクロールすると先の予定が確認できます。
次の日の予定を確認する場合は、カレンダー左上にある[>]をクリックしましょう。
グループスケジュール表示では、稼働時間外を表示しません。
稼働時間はオプションで変更できます。
[ファイル]を開きます。
[オプション]をクリックします。
[予定表]をクリックしましょう。
稼働時間の項目を変更し、[OK]をクリックします。
予定表のチェックをオフにすると、非表示になります。
表示追加する場合は、チェックをオンにしましょう。
会議を入れたい日時をクリックして青くします。
[Shiftキー]を押しながらクリックすると、複数選択できます。
[新しい会議]をクリックし、[全員と会議]をクリックします。
メール作成画面が起動します。
次の項目が自動でセットされます。
タイトル、参加者などを追加編集して、送信します。
カレンダーに予定が追加されました。
Web版Outlookにグループスケジュール表示機能はありません。
1つの予定表を複数のメンバーで編集・閲覧する方法を紹介します。
共有予定表のメリット
おススメの使い方
[予定表の追加]を開き、[新しい空白の予定表を作成]をクリックします。
[名前]に予定表の名前を入力します。
次に、[フォルダーを作成する場所]で[予定表]をクリックして[OK]します。
先ほど作成した予定表の名前を右クリックしてください。
メニューの中から[共有アクセス許可]をクリックします。
プロパティのアクセス権タブが開きました。
[追加]をクリックします。
メンバーの連絡先をダブルクリックすると追加できます。
続けて他のメンバーをダブルクリックして追加していきましょう。
グループ連絡先は選択できません。
登録できたら、[OK]をクリックします。
アクセス許可レベルを変更しましょう。
共同編集者にしたいメンバーをクリックして選択します。
アクセス権の[編集可能]にチェックを入れます。
すべて変更が完了したら、[OK]をクリックして閉じます。
インターネットブラウザ(Edge、Chromeなど)でOutlookを開きます。
[予定表を追加]をクリックします。
[空白の予定表を作成する]をクリックします。
すべて入力できたら、[保存]をクリックします。
先ほど作成した予定表名にマウスを乗せ、[…]マークが表示されたらクリックします。
[共有とアクセス許可]をクリックしてください。
共有メンバーを登録しましょう。
検索枠にメンバーの名前やメールアドレスの一部を入力します。
表示された共有メンバーをクリックして選択します。
アクセス許可レベルを選択したら、[共有]をクリックします。
共有ができました。
続けて他のメンバーも先ほどと同じように追加していきます。
設定が完了したら、右上の[×]マークをクリックして閉じましょう。
Outlookを使った予定表の共有方法を3つ紹介しました。
①メンバーの予定表をグループ化する方法
まとめて予定が確認できるので、問い合わせ対応をされている方、メンバーのスケジュールを把握しておく必要のあるマネージャーの方におすすめの方法です。
②グループスケジュール表示して、会議の招待メールを送る方法
メンバーの予定を並べて30分ずつ表示できるため、チームメンバーの空き時間を探すのに最適な方法です。予定表からメールを送信できるため、メール作成工数も削減できます。
③1つのカレンダーを共有する方法
複数のメンバーで編集、閲覧できるため、社内の共有カレンダーとして利用したり、現場などパソコンに入力する時間がない方の予定を事務メンバーが代理入力したりできます。
予定表を共有して、チームのコミュニケーションを最適化しましょう。
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