みなさんは普段日程調整にどの程度時間を掛けていますか?
日程調整ツールの導入を検討しているが、どのツールを使ったらいいのか悩んでいませんか?
コロナ禍の影響もあり、多くの企業は、より成果重視のジョブ型の働き方へとシフトしてきています。
近年では、さまざまな日程調整ツールがサービスとして提供されているので迷いますよね。
日程調整ツールによって特徴や強み、使いやすさなどが異なるため、しっかり比較検討したうえで選ぶことが大事です。
この記事では、日程調整ツールである「調整さん」を活用して、あなたの仕事の生産性を高める方法を紹介します。初めての方もこの記事を読めば「調整さん」を理解できますよ。
また、本記事では、完全無料の日程調整ツールである「調整さん」「LINEスケジュール」「トントン」「伝助」「Jicoo」を比較検討していきます。
日程調整に時間をかけすぎて、思ったように仕事を進められないと悩んでいる方や、使いやすい日程調整ツールを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
日程調整は社内や社外との予定を調整して打ち合わせやミーティングなどを実施することを目的にしています。
打ち合わせに必要な日時を洗い出して調整相手に送ることにより都合の良い日時を探していく必要があります。
単純な作業ではありますが、同時に複数の相手と調整する場合にダブルブッキングや予定の登録を忘れてしまうことなどがあるため、完璧にこなすためには手間がかかってしまうことがあります。
「調整さん」とは、リクルートがサービスを開始(2018年以降はミクステンド株式会社に事業譲渡)した日程調整ツールです。
数ある調整ツールの中でも、ログイン無し、かつ無料で利用できるのが、大きな特徴です。
操作も非常にシンプルなので、だれでも気軽に使用できます。
また基本的にブラウザでの操作で、パソコン、スマートフォン、タブレット等、デバイスを選ばず使用できるのが、非常に便利な点です。
過去6年間で2500万人に使用された実績があり、たくさんの人に愛用されているサービスと言えます。
つぎに、「調整さん」を活用することで、生産性を高められる理由を3つ紹介します。
まず、なんといっても、日程調整というルーティン業務に掛ける時間が圧倒的に減ります。
もし、メールだけで日程調整をしている場合は、複数人に候補日のメールを送り、その返信をまとめて、最適な候補日を自分で考えないといけません。
「調整さん」はブラウザ上のカレンダーから、候補日を選択して、URLを関係者に送付するだけで、最適な候補日を自動的に表に落とし込んでくれます。
自分で出席者のスケジュールを表に落とし込む作業が無くなるので、かなりの時短効果が見込まれます。
毎回、自分でスケジューリング情報をまとめ、候補日を選択するといった作業をしていると、人間だれにでも必ずミスは付き物ですので、間違った日程を選択してしまう可能性があります。
特に営業の方だと、クライアントとの打ち合わせを誤って設定してしまうと、信用問題につながりかねません。
「調整さん」を使えば、出席者が一番多い最適な候補日を、色付きで教えてくれるので、間違って日程調整してしまう確率を大幅に減らすことができます。(詳細は後述します。)
「調整さん」は会員登録やログインなどが不要で、だれでも気軽に使えるので、初めての方に対して日程調整をする場合でも、使用上のトラブルになることが少ないです。
どんなに高性能な日程調整ツールを使ったとしても、送付先のユーザーが使用できず、その説明に時間を掛けてしまうと、本末転倒となってしまいます。
シンプルなシステムで構成されていることも、「調整さん」の大きなメリットの一つと言えます。
つぎに「調整さん」の具体的な使い方について説明します。
具体的には、以下の4ステップです。
1つずつ解説していきます。
まず「調整さん」にアクセスすると、下図の画面が出てきます。
つぎにイベント名と、メモを入力します。
メモには、打ち合わせの趣旨を書くとともに、必ず締め切りの日時を書いておくようにしましょう。
そして、カレンダー上で、希望の日付をクリックすると、自動的にカレンダー左側の入力欄に日時が記載されます。
ここで注意点ですが、日付をクリックした時に、〇月〇日「19:00~」とデフォルトの時間が19時となっているので、19時以外の時間を候補日とする場合は、書き直す必要があります。
希望の日程を全て入力したら、「出欠表をつくる」をクリックします。
出欠表が出来たら、以下の画面に移るので、URLをコピーして、メールまたはチャットで関係者に共有します。
URLをクリックすると、下図のようなページに飛びます。
ここで、先ほど入力したイベント名、メモの内容を確認できます。
つぎに、「出欠を入力する」をクリックします。
すると、下図のページに飛ぶので、名前と自分の予定を入力します。
出席可能なら〇、出席不可なら×、未定なら△を選択しましょう。
任意でコメントを残すこともでき、何か特記事項等があれば、入力してください。
全て記入が完了したら、「入力する」をクリックします。
関係者の記入が全て完了したら、再度URLに飛び、日にち候補を確認します。
下図のように、最も出席者が多い日時を色付きで示してくれるので、スケジューリングミスを減らすことができます。
また右上のダウンロードボタンをクリックすれば、CSVファイル形式でダウンロードすることも可能です。
うっかりイベント名や詳細内容、候補日程を間違えてしまった場合でも、修正可能です。
もう一度URLに飛んで、下図の「イベント編集」をクリックします。
すると、以下の画面となるので、間違えた箇所を修正しましょう。
日程を追加する場合も、デフォルトの時間は「19:00~」なので、注意してください。
本章では、人気ツールである「調整さん」「LINEスケジュール」「トントン」「伝助」「Jicoo」それぞれについて特徴を紹介していきます。
調整さんは、リクルートホールディングスから2006年にリリースされて以降、2,500万人ものユーザーが利用してきた実績を有する日程調整ツールで、以下のような特徴があります。
URLをメンバーに送るだけで日程調整が簡単にできるツールです。
ログインや専用アプリのダウンロードは必要ありませんが、会員登録によって作成したイベントの管理が可能となります。
LINEスケジュールは、チャットツールで有名なLINE株式会社が運営するツールで、以下のような特徴があります。
LINEスケジュールでは、LINE内でイベントを作成・回答・確認ができ、別途ツールをインストールする必要がありません。
LINEを普段使っている人にとっては、日程調整しやすいツールといえます。
LINEスケジュールを紹介した記事:
ビジネスでも使える!LINEスケジュールの特徴や日程調整の方法を徹底解説
トントンは、「打合せや飲み会の予定がトントン拍子に決まる」をモットーに手軽に日程調整が可能なツールで、以下のような特徴があります。
主催者側がイベントを作成し、URLを送られた参加者が候補日を選択するだけなので、操作が簡単です。主催者がイベントを作成する際にはパスワードを設定する機能もあります。
トントンを紹介した記事
トントンはどんな日程調整ツール?特長や口コミを徹底解説
伝助は、株式会社インフォアローが10年以上にわたり運営されている老舗の日程調整サービスで、以下のような特徴があります。
会員登録やログインの必要がないので、個人情報の入力をすることなく利用を気軽に始めることができます。
主催者側でカレンダーをクリックしてイベントページを作成し、出欠確認は参加者が候補日のボタンを押すだけです。
パスワードはイベントを閲覧するページに任意で設定することが可能です。
伝助を紹介した記事
「伝助」でスケジュール調整をはじめよう!日程調整での使い方を徹底解説
Jicooは、GoogleカレンダーやZoomなどの連携が可能なチームで使える日程調整サービスで、以下のような特徴があります。
30秒程度の会員登録をすれば無料ですぐに利用開始することができます。
簡単な操作で日程投票として日時を複数選択をして、参加者は希望日に投票をすれば最適な日にちにイベントを開催することができます。
本章では、「調整さん」「LINEスケジュール」「トントン」「伝助」「Jicoo」を比較検討していきます。
それぞれのツールの違いがわかりますので、ツール選びに役立ててください。
「調整さん」「トントン」「伝助」はログイン不要で使えますが、「LINEスケジュール」と「Jicoo」はアカウントがないと使用できず、人によってはアカウントの作成から始めなくてはなりません。
逆にアカウントを持っている者同士での日程調整なら「LINEスケジュール」と「Jicoo」がすぐ導入できて、使いやすいでしょう。
また、イベント作成時に「調整さん」「トントン」「伝助」「Jicoo」は時間の指定・入力ができますが、「LINEスケジュール」では時間の入力ができず、日程だけを決めることができます。
アカウント作成が可能なのは、調整さんとLINEスケジュールとJicooです。
調整さんとJicooはアカウント作成可能で、登録するとイベントの編集や一覧表示ができるようになります。
LINEスケジュールはLINEアカウントを持って入ればすぐ利用でき、作成したイベントの確認・管理なども可能です。
伝助とトントンに関してはアカウント作成機能はありません。
LINEスケジュールでの日程調整方法は、イベントをメンバーへ個別に招待するだけでなく、LINEのグループ上で共有する形でも可能です。
伝助とトントンにはアカウント作成機能はないものの、日程調整時にパスワード設定が可能となってます。
調整さんとJicooでは、出欠表をCSVファイルにてダウンロードできる機能があり、エクセル上にて日程調整作業を行いたい場合に大変便利です。
Jicooではイベントの予定作成時とリマインドとしてメールが自動で送信されるので、大変便利です。
本章では、日程調整ツール別に利用するのにおすすめな人を紹介していきます。
自分に合った日程調整ツールを探してみてください。
調整さんは、アカウント登録不要で利用できるため、専用アプリのダウンロードやアカウント登録作業が必要ありません。
日程調整はURLを送るだけというシンプルな操作性なので、手軽に日程調整がしたい場合におすすめです。
パソコン・スマホの操作が苦手なメンバーがいる中でも導入しやすいツールといえます。
すでにLINEを使っている者同士で日程調整をする予定の場合は、LINE内で日程調整が完結するLINEスケジュールがおすすめです。
別途アプリをダウンロードする必要がないので、ツールを導入する手間をかけることなく日程調整を始めることができるでしょう。
トントンは、会員登録不要で、専用アプリをインストールする手間がかかりません。
日程調整もURLを共有するだけですから、日程調整ツールが初めてという人でも使いやすいでしょう。
また、日程調整時はツール上から日程だけでなく、時間も選択できるので、手入力する必要がありません。その他主催者パスワードも設定できるのでセキュリティ対策も備えてます。
シンプルな操作性と、きめ細やかな日程調整機能を求めているならおすすめです。
伝助は、ログイン不要で始めることができて、使い方も簡単なので、日程調整ツールの利用が初めてでも導入しやすいです。
加えて、以下のような機能があります。
・メールでの更新通知
・イベント更新時のプッシュ通知
・出欠表の行と列を入れ替える
・アンケートの作成
・候補日程の入力で日付の後ろに時刻などを入れる
上記の通り、機能が豊富にあり、日程調整作業をよりスムーズにしてくれます。
Googleカレンダーを利用している人やZoomなどのオンラインツールを良く利用する人におすすめです。
操作も簡単にツール連携ができて、すぐに専用ページを発行することができます。
プライベートのみならず仕事などの利用にも向いています。
本章では、日程調整ツール別に利用がおすすめできないケースを紹介していきます。
自分に合わないツールを選ばないよう参考としてください。
調整さん自体にはツール上大きなデメリットはありません。
細かい点ですが、イベントの候補日程を選択する際に、開催時間がデフォルトで「19:00」に設定されており、手動で修正する必要があります。
シンプルな操作が可能ツールではありますが、機能面で不足を感じるなら他のツールを検討したほうがよいでしょう。
LINEスケジュールは、LINEでやり取りするという性質上、どちらかというと親しい友人・知り合い同士向けのツールです。LINEを使ってない人と日程調整する場合、LINEでメンバーの追加などが必要となり、手間がかかります。
また、日程調整時に、日程は決めることができても時間は指定できません。
以上から、ビジネス用として使用したい場合や、日時を具体的に日程調整したい場合にはおすすめできません。
また、パソコン版LINEでは利用できません。パソコン上から日程調整したいという人は別のツールを検討しましょう。
トントンには大きな欠点はなく、日程調整ツールとしては使いやすいです。日程調整も細かく日時を指定したうえで調整ができます。
ただ、もっと充実した機能が欲しい場合は、別のツールも検討してみることをおすすめします。
前述の通り、伝助は機能が豊富で、日程調整作業を便利におこなえます。
しかし、逆にその分設定するべき項目や作業が増えてしまい、使う人によっては操作が難しく感じるかもしれません。
よりシンプルな操作で日程調整作業を完結したい場合は他のツールを検討しましょう。
Jicooには特に欠点がありませんが、他のツールと比べると多機能になっています。
プライベートからビジネスまで幅広く利用できますが、設定項目が多いため人によっては煩わしく感じるかもしれません。
より簡単な操作で利用したい場合には他のツールを探してみるのが良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
今回は「調整さん」の具体的な使い方と、人気ツールの比較を解説しました。
「調整さん」を用いることで、日程調整に掛ける時間を大幅に短縮することができます。
「調整さん」をうまく活用しすることで効率よく日程調整を進めることができるようになります。また、自分にあったツールを利用することもこの機会に検討すると良いとでしょう。
セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている予約管理システムの導入がおすすめです。