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【解決】Outlookで送信トレイにメールが残る?5つの原因と送信・削除できない時の対処法

2026年8月27日(木)
Jicoo(ジクー)
目次
  • 1. Outlook送信トラブルの基本を知る
    • 2. 営業職のメール管理に役立つOutlook設定
      • 3. 実践!送信トレイに残るメールを解消する手順
        • 4. よくある質問FAQ
          • 5. まとめ
            • 6. Jicoo(ジクー)について

            Outlookは、営業職、バックオフィス、個人事業主など、多くの人の日常業務を支えるメールツールです。

            しかし、送信したはずのメールが送信トレイに残り、相手に届かないトラブルは少なくありません。添付ファイルの容量、オフライン設定、認証エラーに加え、誤送信防止サービス、DLP(情報漏えい防止)、メールゲートウェイ、クラウドストレージ容量、サービス障害など、原因は多岐にわたります。

            この記事では、Outlookでメールが送信トレイに残る主な原因と、送信・削除できないときの対処法を、2026年8月26日時点の仕様を踏まえて解説します。

            Outlook送信トラブルの基本を知る

            Outlookで送信したメールが送信トレイに残ると、連絡の遅延だけでなく、復旧後の再送信による重複送信につながるおそれがあります。

            慌てて何度も送信を試す前に、メールが送信トレイにあるのか、送信済みアイテムに移動しているのか、配信不能通知(NDR)が届いているのかを確認しましょう。そのうえで、メールそのもの、通信環境、アカウント設定、社内のメールセキュリティサービス、サービス障害の順に切り分けることが大切です。

            なぜOutlookはメールを送信トレイに残すのか?

            Outlookの送信トレイにメールが滞留する主な原因は、大容量の添付ファイル、ネットワーク接続不良、オフライン作業モード、アカウント認証エラー、アドインの干渉、Outlookプロファイルやデータファイルの不具合です。

            特に確認したいのは添付ファイルの容量です。20MBを超える添付ファイルは最初に疑う目安ですが、実際の送信上限はアカウント種別、組織設定、メールゲートウェイ、受信先によって異なります。本文に問題がなくても、添付ファイルが送信サーバーまたは受信先の上限を超えると、送信処理が完了しないことがあります。

            添付の有無にかかわらずすべてのメールを送受信できない場合は、メールボックスだけでなくMicrosoftクラウドストレージの使用量も確認してください。Microsoftクラウドストレージが上限に達していると、Outlookでメールを送受信できなくなる場合があります。不要なファイル、削除済みアイテム、迷惑メールを整理し、必要に応じて容量を確保しましょう。

            企業利用では、OutlookとExchange Onlineの間に、誤送信防止、上長承認、添付ファイル分離、メール暗号化、DLPなどのサービスが導入されている場合があります。誤送信防止には、Outlook上で送信前確認を行うアドイン型と、配送経路上でメールを保留するゲートウェイ型があります。

            アドイン型では、宛先・本文・添付ファイルの確認画面を閉じていないためにOutlook側で送信処理が進まないことがあります。一方、ゲートウェイ型では、Outlook上では送信済みアイテムへ移動していても、社外への配送が保留されている場合があります。送信トレイだけで判断せず、送信済みアイテム、アドインの確認画面、ゲートウェイの保留キューを分けて確認してください。

            添付ファイルや宛先によってだけ送信できない場合は、DLPポリシー、秘密度ラベル、外部送信制限によるブロックも疑いましょう。機密情報を含む添付ファイルの検査結果や、送信を許可するための承認・正当化画面が表示されることがあります。MailTipsやDLPの警告が急に表示されなくなった場合は、ポリシーを作り直す前にOutlookのバージョン、ビルド番号、更新チャネルを確認することが重要です。

            GmailやYahoo!メールなどの外部メールをOutlookで利用している場合は、認証方式とメールサービス側の設定も重要です。Gmailは「Googleでログイン」によるOAuth接続を基本とします。アプリパスワードは、OAuthに対応していない古いメールソフトや機器で、組織のポリシー上許可されている場合に限って検討する例外的な手段です。最新のOutlookでは、アプリパスワードを先に作成するのではなく、Googleアカウントとして再追加してOAuth認証をやり直す方法を優先してください。

            Yahoo!メールをOutlookで利用する場合は、Yahoo!メール側で「Yahoo! JAPAN公式サービス以外からのアクセス」を許可し、IMAP・POP・SMTPを設定します。SMTPだけを有効にすることはできず、SMTPを利用する場合はIMAP・POP・SMTPをすべて「利用する」に設定する必要があります。SMTPの設定例はサーバー名が「smtp.mail.yahoo.co.jp」、ポート番号が465です。外部メールソフトを使わなくなった場合は、不要な外部アクセス許可を無効にしておきましょう。

            さらに、Exchange Onlineなどメールサービス側の障害でも送信遅延や送信失敗は起こります。複数の利用者に同時に症状が出ている場合は、端末設定を変更する前にサービスの稼働状況を確認しましょう。

            トレイに残るメールの一般的な原因

            Outlookの送信トレイにメールが残る原因は、次のように整理できます。

            まず確認したいのは、大容量添付ファイル、クラウドストレージやメールボックスの容量不足、オフライン作業モード、ネットワーク切断、VPNや社内ネットワークの不調、メールサービス側の障害です。これらは発生頻度が高く、比較的短時間で確認できます。

            次に、アカウント設定と認証を確認します。GmailではOAuth対応の接続を利用し、Yahoo!メールでは外部アクセス許可とIMAP・POP・SMTPの設定を確認してください。Yahoo!メールで認証エラーが出る場合は、パスワード変更の有無に加え、Yahoo!メールへの再ログイン、海外からのアクセス制限、シークレットIDの設定も確認項目です。

            そのほか、意図しない送信遅延ルール、不要なCOMアドイン、セキュリティソフト、DLPや誤送信防止サービスの干渉、破損したOutlookプロファイルやPSTファイルも原因になります。添付ファイルを付けたメールだけ、社外宛てだけ、または秘密度ラベルを付けたメールだけで発生する場合は、DLP・外部送信制限・承認フローを優先して確認しましょう。

            CRM、メール保管、日程調整、承認ワークフロー、バックアップなど、Exchange OnlineへExchange Web Services(EWS)で接続する連携システムにも注意が必要です。2026年10月からEWSの無効化が段階的に始まる予定で、利用を継続するアプリは許可リストの設定またはMicrosoft Graphへの移行が必要になります。Outlook自体が正常でも、こうした連携が停止すると送信後処理や送信記録の同期が失敗することがあります。

            また、一斉案内や営業メールを短時間に大量送信している場合は、メールボックス単位の制限だけでなく、Exchange Onlineのテナント単位外部宛先上限も確認してください。上限超過は送信トレイへの滞留ではなく、配信不能通知やサービス側の送信制限として現れる場合があります。通常の業務メールの経路で大量配信を続けるのではなく、マーケティング配信には専用の配信サービスを利用することを検討しましょう。

            Exchange OnlineをPOP3またはIMAP4で利用している場合は、暗号化方式にも注意が必要です。TLS 1.0/1.1を使用するPOP3・IMAP4接続のブロックは2026年7月から開始されています。古いメールソフト、複合機、監視システムが接続できなくなった場合は、TLS 1.2以上への対応状況と接続先エンドポイント、接続ログを確認してください。

            営業職のメール管理に役立つOutlook設定

            営業活動では、見積書、提案資料、日程調整メールなどを確実に送信することが重要です。

            Outlookの基本設定を定期的に見直し、送信前の確認手順を決めておくと、送信トラブルを防ぎやすくなります。特に重要なメールでは、送信直後に送信済みアイテムを確認する習慣をつけると安心です。ただし、送信済みアイテムに移動していても、ゲートウェイで社外配送が保留されている場合があるため、組織の運用も確認しましょう。

            誤送信防止は、利用者に一律の確認を求めるだけでは形骸化しがちです。社外宛て、新規ドメイン宛て、大人数宛て、添付ファイル付きといったリスク条件に絞り、確認画面や一時保留を適用する方法が有効です。営業、総務、人事、経理など、部門ごとの業務リスクに応じて条件を設定すると運用しやすくなります。

            送信エラーを事前にチェックする方法

            以下の手順で、メール送信時のエラーを予防し、問題が起きた際に切り分けやすい状態を作りましょう。

            ※以下の画像はクラシックOutlook for Windowsのものです。新しいOutlookでは設定画面や項目名が異なります。

            クラシックOutlookの設定画面
            クラシックOutlookの送受信設定画面

            1.「オプション」メニューへアクセスする

            クラシックOutlookでは、「ファイル」タブから「オプション」を選択します。新しいOutlookでは、設定からアカウントの状態、オフライン設定、対象アカウントの再認証状況を確認してください。

            クラシックOutlookのオプション画面

            2.「送受信」設定を確認する

            クラシックOutlookでは、「オプション」内の「詳細設定」から「送受信」セクションを開き、送受信グループや接続設定を確認します。

            クラシックOutlookの詳細設定画面

            3.「接続したら直ちに送信する」を確認する

            「接続したら直ちに送信する」が有効かを確認し、必要に応じてチェックを入れてください。オフライン作業中は送信されないため、画面下部の接続状態も確認しましょう。

            クラシックOutlookの送受信グループ設定画面

            4.エラーメッセージと端末情報を記録する

            送信トレイや送受信エラーの画面に、0x800CCC0E、0x800CCC0F、0x8004010Fなどのエラーコードが表示されていないか確認します。エラー全文、発生時刻、アカウント種別を記録しておくと、認証、ネットワーク、プロファイル、データファイルのどこに問題があるか判断しやすくなります。

            クラシックOutlookでは「ファイル」→「Officeアカウント」で、バージョン、ビルド番号、更新チャネルも確認しましょう。2026年8月11日公開のCurrent Channel Version 2607(Build 20228.20190)では、一部環境でMailTipsが表示されない問題が修正されています。外部宛て警告やDLPに関する表示が消えた場合は、ポリシーを変更する前に、正常な端末と問題の端末のビルド、更新チャネル、アドイン一覧を比較してください。

            更新後は、社外宛て、添付ファイル付き、秘密度ラベル付きのメールを使って、組織のルールに沿った送信テストを行うと安心です。

            新しいOutlookを使っている場合は、アカウントからサインアウトして再ログインする、Windowsの設定からアプリを修復・リセットする方法も有効です。クラシックOutlookでは、セーフモードで起動してアドインの影響を確認しましょう。

            効率的な送信トレイの監視と整理のコツ

            送信トレイは定期的に確認し、未送信メールがないかをチェックしましょう。重要なメールが残ったままだと、商談や社内連絡に遅れが出る可能性があります。

            クラシックOutlookを使っている場合は、「数分後に送信する」といった遅延ルールが意図せず設定されていないかも確認してください。新しいOutlookのルール機能は継続的に拡張されています。2026年8月には、「組織外から送られたメール」や「自分がメンションされたメール」を条件にした受信トレイルールが追加されました。

            社外からの返信、配信不能通知、承認依頼を専用フォルダーへ振り分けると、送信失敗後の対応漏れを防ぎやすくなります。クラシック版固有の条件・アクション・アドインを利用している場合は、新しいOutlookへ移行する前に、移行時点の仕様で同じ処理を再現できるか確認してください。ルールの有無だけでなく、クライアント側のルールかサーバー側のルールかも管理しておくと、端末変更時のトラブルを減らせます。

            大容量ファイルは直接添付せず、OneDriveやSharePointの共有リンクで送る方法がおすすめです。送信サイズ制限を避けやすく、受信者側の負担も減らせます。

            実践!送信トレイに残るメールを解消する手順

            ここからは、送信トレイに残ってしまったメールを処理する手順を解説します。

            何度も送信ボタンを押すと、通信復旧後に重複送信することがあります。まずはメールの状態と原因を確認し、必要に応じて削除・修正してから再送信しましょう。

            症状最初に確認するもの
            1通だけ残る添付容量、宛先、DLP警告、遅延送信
            その後のメールもすべて残る送信トレイの最も古いメール、認証、接続状態
            添付なしでも全メールが送れないMicrosoftクラウドストレージ、メールボックス使用量、削除済み・迷惑メール
            全社員で発生Microsoft 365とメールゲートウェイの障害
            Outlookだけで発生Web版で送信テスト、Outlook更新、アドイン、認証状態
            Macだけで発生Web版での送信テスト、Outlook for MacとmacOSの更新、アカウントの再認証
            社外宛てだけ失敗DLP、誤送信防止、外部送信制限、ゲートウェイ保留
            送信済みだが相手に届かないNDR、メッセージ追跡、隔離、受信側ブロック
            Yahoo!メールだけ失敗外部アクセス許可、IMAP・POP・SMTP設定、再ログイン、パスワード変更
            POP/IMAP機器だけ失敗TLS 1.2対応、認証方式、接続ログ

            トレイに残ったメールを特定する

            送信トレイ内のメールを確認し、未送信メールと単なる表示・同期遅延を切り分けます。

            ※以下の画像はクラシックOutlook for Windowsのものです。新しいOutlookでは表示や項目名が異なります。

            Outlookの送信トレイ画面

            1.送信トレイを開く

            Outlookのフォルダー一覧から送信トレイを開きます。

            Outlookのメール一覧画面

            2.未送信メールと送信済みアイテムを確認する

            送信トレイに残るメールの宛先、送信日時、添付ファイルを確認します。新しいOutlookでは同期表示の遅れにより、送信済みメールが一時的に送信トレイに見える場合もあるため、送信済みアイテムにも同じメールがないか確認してください。

            送信済みアイテムにメールがあり、送信トレイに残っていない場合は、Outlookからの送信処理自体は完了している可能性があります。ただし、これは相手への到達を保証するものではありません。NDR、Exchange Onlineのメッセージ追跡、受信側の迷惑メール・隔離、送信元IPアドレスやドメインへの一時ブロックを確認しましょう。同じ受信ドメインの他メールも失敗していないかを調べずに再送を繰り返すと、状況を悪化させることがあります。

            3.エラーメッセージを確認する

            エラーメッセージやエラーコードが表示されている場合は、内容を確認します。容量制限、認証失敗、サーバー接続不可のほか、DLPの警告や承認画面が背面に隠れていないかも確認しましょう。

            Outlook送信エラーのトラブルシューティング

            以下の順番で確認すると、原因を効率よく切り分けられます。

            ※以下の画像はクラシックOutlook for Windowsのものです。

            Outlookの送受信画面

            1.Web版で送信できるか確認し、Outlook・Office・OSを更新する

            まずOutlook on the webなどのWebメールで同じアカウントから送信できるかを確認します。Web版で送信できる場合は、メールボックス全体ではなく、Outlookアプリ、端末、アドイン、またはクライアント固有の認証・接続プロトコルに問題がある可能性があります。別クライアントでの送信テストは原因を切り分けるための確認であり、恒久的な代替策とは分けて考えましょう。

            続いて、Outlook、Office、OSを最新の状態に更新して再起動します。更新未適用ではセキュリティ上のリスクだけでなく、修正済みのOutlook不具合が残る原因にもなります。MailTipsやDLPの表示に異常がある場合は、バージョン、ビルド番号、更新チャネルを記録してください。

            2.オフラインに切り替えて大容量メールを削除・修正する

            大容量添付ファイルが原因で送信が繰り返され、メールを削除できない場合は、クラシックOutlookで「送受信」タブから「オフラインで作業」を選び、一時的に通信を遮断します。その後、送信トレイのメールを開いて添付ファイルを削除する、下書きに移動する、またはメール自体を削除します。

            処理後にオンラインへ戻し、必要に応じて添付ファイルをクラウド共有リンクに置き換え、新規メールとして再送信しましょう。新しいOutlookでは設定からオフライン状態を確認し、必要に応じて対象アカウントの再認証やアプリの修復を行います。

            Outlookのオフライン作業設定画面

            3.ネットワーク、サーバー、サービス稼働状況を確認する

            インターネット接続、VPN、社内ネットワーク、メールサーバーの状態を確認します。Microsoft 365を利用している場合は、管理者がMicrosoft 365管理センターの「正常性」→「サービス正常性」を確認します。

            急に複数人で送信遅延や送信失敗が発生した場合は、ローカルの設定変更を急ぐ前に、Exchange Onlineなどの障害情報を確認するのが有効です。加えて、誤送信防止、DLP、メール承認、暗号化など、契約中のメールセキュリティゲートウェイの稼働情報と保留キューも確認しましょう。保留を利用している組織では、保留時間、解除できる担当者、タイムアウト時の扱いをあらかじめ確認しておくと、問い合わせ対応が円滑になります。

            セキュリティソフトや不要なCOMアドインの干渉が疑われる場合は、クラシックOutlookをセーフモードで起動するか、「アドイン」設定から一時的に無効化して送信を試します。

            Outlookのアカウント設定画面

            4.メールアカウント設定とデータファイルを再確認する

            クラシックOutlookでは「ファイル」タブから「アカウント設定」を開き、送信サーバー、ポート番号、暗号化方式、認証方式を確認します。

            GmailをOutlookで使う場合は、OAuthに対応した接続方式を確認します。認証エラーが続く場合は、Googleアカウントとしていったん削除して再追加し、「Googleでログイン」による認証をやり直してください。アプリパスワードはOAuth非対応の旧式クライアント・機器向けの例外です。

            Yahoo!メールの場合は、Yahoo!メール側で外部アクセスを許可し、IMAP・POP・SMTPが有効かを確認します。SMTPを使う場合も、SMTPだけを有効にすることはできません。Yahoo! JAPAN IDのパスワード変更後の再設定、Yahoo!メールへの再ログイン、海外からのアクセス制限も確認しましょう。SMTPの設定例はポート465、暗号化SSL/TLSです。

            Exchange OnlineやMicrosoft 365のPOP/IMAP接続を使っている場合は、クライアントや機器がTLS 1.2以上に対応しているかを確認しましょう。

            POPアカウントでPSTファイルを利用している場合、PSTをOneDriveなどのクラウド同期フォルダーに置かないでください。クラウド同期は送受信不良、ファイル破損、Outlookのフリーズにつながることがあります。PSTはローカルドライブで管理し、バックアップは別の方法で取得しましょう。

            5.アカウント修復、プロファイル再作成を行う

            ここまでで改善しない場合は、アカウントの修復を試します。それでも解消しないときに、新しいOutlookプロファイルを作成してアカウントを再設定します。プロファイル再作成は利用者の負担が大きいため、Web版での送信確認、更新、アドイン確認、アカウント修復より後に実施するのが実務的です。

            Macだけで発生する場合は、Web版で送信できるかを確認し、Outlook for MacとmacOSを更新したうえで、アカウントを再認証してください。設定を削除する前に、エラー全文、発生時刻、アカウント種別、別回線での再現有無を記録しておくと、調査に役立ちます。

            送信ルールのカスタマイズ

            送信ルールを利用すると、特定条件のメールに対する処理を自動化できます。以下はクラシックOutlookでの操作を前提とした手順です。新しいOutlookのルール機能は継続的に拡張されているため、移行前には必要な条件・アクションを再現できるか確認してください。

            ※以下の画像はクラシックOutlook for Windowsのものです。

            クラシックOutlookのファイルメニュー

            1.送信ルールを設定する

            Outlookを開き、「ファイル」タブに移動します。

            仕分けルールと通知の管理画面

            次に「仕分けルールと通知の管理」を選択し、「新しい仕分けルール」から作成を開始します。

            自動仕分けウィザード画面

            2.送信条件を選択する

            自動仕分けウィザードで「送信メッセージにルールを適用する」を選択し、次へ進みます。

            送信ルールの条件選択画面
            送信ルールの条件設定画面

            受信者、件名、使用アカウントなどの条件を設定し、特定のメールだけにルールを適用します。

            送信ルールのアクション設定画面

            3.アクションを指定する

            条件に合致したメールに対して実行するアクションを指定し、最後に「完了」を選択します。

            あわせて、意図せず送信を遅らせるルールや、不要になった古いルールがないかを定期的に見直しましょう。社外メール、NDR、承認依頼の受信ルールも整備すると、送信後の異常を早く見つけやすくなります。

            よくある質問FAQ

            Outlookの送信トレイに関するよくある質問と回答を紹介します。

            トレイに残るメールはセキュリティリスクがある?

            PCとアカウントが適切に管理されていれば、未送信メールが送信トレイに残っているだけで、直ちに第三者へ漏えいするリスクは高くありません。

            ただし、重要な連絡が届かないことによる業務上の損失や、後から古いメールが予期せず送信される誤送信のリスクはあります。機密情報を含むメールがDLP機能や誤送信防止サービスによって保留されている場合もあるため、表示された警告内容、承認待ちの状態、ゲートウェイの保留キューを確認し、必要な修正を行ってください。

            メールが送信トレイから消えないのはなぜ?

            多い原因は、大容量添付ファイル、クラウドストレージ容量不足、オフライン作業モードです。そのほか、ネットワーク不調、メールサービスやメールセキュリティゲートウェイの障害、GmailやYahoo!メールの認証エラー、DLP、アドインの干渉、Outlookプロファイルやデータファイルの不具合が考えられます。

            削除できない場合は、Outlookをいったんオフライン作業に切り替え、送信トレイのメールを削除または下書きに移動してからオンラインへ戻す方法が有効です。再送信を繰り返す前に、添付ファイル容量、クラウドストレージ使用量、認証設定、DLP警告、サービス障害の有無を確認しましょう。

            送信済みアイテムにあるのに相手へ届かない場合は?

            送信済みアイテムにメールがあり、送信トレイに残っていない場合は、Outlookの送信処理自体は完了している可能性があります。その場合は、NDR、Exchange Onlineのメッセージ追跡、受信側の迷惑メール・隔離、受信側での一時ブロックを確認してください。

            同じ宛先ドメインへの他のメールも失敗している場合は、端末の再設定より先に配信経路を確認します。重要な通知はメール到達だけに依存せず、アプリ内通知やポータルなど、別の確認手段も用意しておくと安心です。

            大量送信後から社外へ送れない場合は?

            一斉配信後に社外宛てメールが送れない、またはNDRが増えた場合は、個人のOutlook設定だけでなく、Exchange Onlineのテナント単位外部宛先上限や、メールゲートウェイの送信制限を確認してください。CRMやサーバーサイド同期からの送信も、組織全体の送信量に含まれる場合があります。

            通常の業務メールとマーケティング配信を同じ経路で運用せず、大量配信には専用サービスを利用することが基本です。送信数だけでなく、外部宛先数とNDR発生率も監視しましょう。

            Outlookでは失敗するがWeb版では送れる場合は?

            Web版で送信できるなら、メールボックスやサービス全体ではなく、Outlookアプリ、端末、アドイン、認証状態、接続プロトコルに原因がある可能性があります。Outlookの更新、アカウント再認証、アドインの無効化、Windowsのアプリ修復・リセットを順に試してください。

            特定のアプリだけで送受信に失敗する障害も起こり得ます。別クライアントでの送信可否を確認し、症状がクライアント限定かどうかを切り分けることが重要です。

            Gmailifyの終了はOutlookからのGmail利用に影響する?

            影響しません。2027年1月に終了予定なのは、Gmail Webで外部アカウントをPOP取得する機能、Gmailify、GmailからYahoo!メールやOutlook.comなどの外部アドレスとして送信する「Send as」です。Outlookなどの外部メールクライアントからGmailへPOP/IMAP接続する機能は継続します。

            Gmail Webへ外部メールを集約している場合は、外部サービスからの自動転送、Outlookなどのデスクトップメールクライアント、Gmailモバイルアプリへの移行を検討してください。

            トレイの問題を解決できない場合の連絡先

            基本的なトラブルシューティング、アプリの修復、アカウント修復、プロファイル再作成を試しても改善しない場合は、社内IT部門、メールサービス提供元、メールセキュリティサービス提供元、またはMicrosoftサポートに相談してください。

            Microsoft 365を利用する企業では、管理者がMicrosoft 365管理センターの「正常性」→「サービス正常性」を確認し、必要に応じてMicrosoftサポートへ問い合わせます。また、Exchange Onlineのメッセージ追跡、ゲートウェイの保留キュー、EWS連携アプリのログも確認対象です。

            問い合わせ時には、最初に送信できなかった時刻、Outlookの種類(新しいOutlook/クラシック/Mac/Web)、送信トレイ・送信済みアイテム・NDRの状態、Web版での送信可否、複数ユーザーで同時に発生しているか、エラー全文、アカウント種別、OS、Outlookのバージョン・ビルド・更新チャネルを伝えると、調査が進みやすくなります。

            まとめ

            Outlookでメールが送信トレイに残る原因は、大容量添付ファイル、クラウドストレージ容量不足、オフライン作業モード、ネットワーク不調、認証エラー、サービス障害、DLPやメールセキュリティゲートウェイ、アドイン、プロファイルやPSTファイルの問題など多岐にわたります。

            まずは送信トレイの最も古いメール、添付ファイル容量、クラウドストレージ使用量、オフライン設定、エラーコード、送信済みアイテム、NDRの有無を確認します。Web版で送信できるかを試し、Outlook・Office・OSを更新したうえで、ネットワーク、Microsoft 365、メールゲートウェイの稼働状況を確認しましょう。

            問題のメールを削除できないときはオフライン状態で削除・修正し、その後にアカウント認証、TLS 1.2以上への対応、アドイン、アカウント修復、プロファイル再作成の順で見直します。送信済みアイテムに移動している場合は、相手へ届いたと判断せず、NDR、メッセージ追跡、隔離、ゲートウェイ保留も確認することが重要です。

            大容量ファイルはクラウド共有リンクを活用し、PSTファイルはローカルで管理し、TLS 1.2に対応しない古い機器は早めに更新しましょう。日々の業務メールを確実に届けるために、送信トレイ・送信済みアイテム・NDRを分けて確認する習慣を持つことが有効です。

            Jicoo(ジクー)について

            セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている日程調整ツールの導入がおすすめです。

            チームで使える日程調整ツール「Jicoo」とは?

            Jicoo(ジクー)はGoogleカレンダー、Outlook、iCloudカレンダー等と接続して予定の空き状況をリアルタイムに取得!ダブルブッキングを確実に防ぎ日程調整を自動化。 またチーム内での担当者割当やWeb会議のURL発行、キャンセルやゲストへのリマインド対応などの予約管理まで、個人と法人のミーティング業務を自動化し、チームを効率化する予約プラットフォームです。
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            カレンダーの予定を確認し、予約可能な日程を自動で表示します。メールやチャット等で作成した予約ページのURLを共有して、日時を予約してもらいましょう。
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