ブレストをおこなう際はいくつかの注意点を守っておこなう必要があります。ブレストの注意点について確認しておきましょう。
ブレストの最大の目的はアイデアを多く出すことです。
そのため、出されたアイデアをひとつずつ検証していく必要はありません。突拍子の無いような意見でも、他のアイデアと結合させることで、有意義に活用できることもあります。
まずは質より量を重視してアイデアを出すことがブレスト成功への近道です。
ブレストで出された意見には参加メンバーは否定してはいけません。
出された意見を批判される可能性があると感じると参加メンバーが意見を出しづらくなってしまいます。
ブレストではアイデアの質よりも量が大事ですので、ファシリテーターはアイデアを自由に出すことができる雰囲気づくりをおこなうことも重要です。
ブレストでは多くのアイデアを出すことが重要です。
出されたアイデアを見直すことで、新しいアイデアが生まれることもあるでしょう。
ブレスト中も出されたアイデアをホワイトボードなどで一覧化させておくことで議論も活発になります。また、出されたアイデアをメールなどで参加者に共有するとよいでしょう。
新型コロナウイルスの影響により、リモート会議でブレストをおこなう機会も多いのではないでしょうか。
リモート会議でブレストをおこなうメリットを確認しておきましょう。
リモート会議では離れた場所にいる人も気軽に参加できる点が最大のメリットです。
ブレストでは様々な経験を持つ人がアイデアを出し合うことで、効果的なアイデアを生み出すことが可能となります。
同じ職場で働いている人同士で意見をだしあうと似たようなアイデアに偏ってしまいがちですが、別の部署や別の会社の人に参加してもらうことで、幅広いアイデアを出すことができるでしょう。
質よりも量が大事なブレストでは様々な背景を持つ人が参加して意見を出すことでより活発にアイデア出しをできる可能性が高まります。
ブレストでは出されたアイデアに対する批判はご法度と言われています。
しかし、自分にとって不利なアイデアであったり、過去に失敗したようなことがあるアイデアであったりする場合、ついついすぐに否定をしてしまいがちです。
しかし、リモート会議では発言している人のターンが明確となり、他の人が割って入りにくい状況となるため、批判を起こりにくくなります。批判が起こりにくいという点はリモート会議ならではのメリットのひとつです。
メリットも多いリモート会議でのブレストですが、デメリットもあります。
デメリットもしっかり確認しておきましょう。
リアルな会議でのブレストでは、他の人が話している間に「あれってどうだったっけ?」等、小声で隣の人と話をすることもできます。
このように数人で話しをすることで、アイデアが生まれやすくなったり、発言しやすくなったりする一面もありますが、リモート会議ではこのような話しあいはできません。
発言者以外の参加メンバーが話を出来ない点は一つのデメリットと言えるでしょう。
リアルな会議ではホワイトボードに書き出すなど、出されたアイデアを見える化しやすい状況にあります。
出されたアイデアが見えづらいと次のアイデアが生まれにくくなってしまいます。
リモート会議では、チャット機能などを活用して、見える化を工夫する必要があるでしょう。
リモート会議でブレストをおこなうためにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。リモート会議でブレストをおこなうためのコツをご紹介します。
リモート会議では他の参加者の表情等がわかりづらいため、アイデアがあまりでないことが多くなります。
沈黙にならずに円滑にアイデア出しをするためには事前に趣旨を説明し、参加メンバーにアイデアを考えてもらうことが重要です。
趣旨を事前に伝えておくことで、参加メンバーも意見を出しやすくなるのに加え、会議の冒頭から意見出しをメンバーに求めることが可能となります。
リモート会議をおこなう際にはカメラをオンにして一体感を醸成するとよいでしょう。
リアルな会議では、参加メンバーの表情などを読み取ることができますが、リモート会議ではどうしても見えづらくなってしまいます。
カメラをオンにして適度にうなずく等、アクションを見せることで円滑にブレストをおこなう事が可能です。
リモート会議のブレストではファシリテーターを明確にしておくことが重要です。
リアルな会議ではなんとなくファシリテーターが決まることもありますが、リモート会議では明確に決めておかないと議論が活発になりません。
ファシリテーターを会議の場で決めるとなると時間もかかってしまい、実際にブレストをおこなう時間が減ってしまいますので、リモート会議のファシリテーターは事前に決めておくとよいでしょう。
今後リモート会議でのブレストはますます機会が増えることになるでしょう。
ブレストが成功しなければ、プロジェクトの成功はあり得ません。そのため、リモート会議でのブレストがプロジェクトの成否を分けるといっても過言ではありません。
リモート会議でのブレストは難しい面もありますが、ちょっとしたコツを抑えることで、リアルな会議よりも効果が高いブレストができる可能性もあります。
ぜひ、リモート会議でのブレストのコツを抑えてプロジェクトを成功させてください。
こちらの記事ではリモートワークを効率化できる日程調整サービスを紹介していますので、ぜひご覧ください。
セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている予約管理システムの導入がおすすめです。