【最新・完全版】自動化ツールZapier徹底完全ガイド!Webサービス連携をノーコードで

2023年7月27日(木)
目次
  • 1. Zapierとは
    • 2. Zapier導入メリット
      • - 生産性の改善
      • - 自動化の実現
      • - ツール間の連携性の向上
      • - ユーザーフレンドリーなインターフェース
      • - 多数のツールとの連携
      • - 柔軟性とカスタマイズ性
    • 3. Zapier始め方
      • 4. Zapier基本的な使い方
        • 5. Zapier応用的な使い方
          • - 条件分岐の設定について
          • - データ同期について
          • - タスクの自動化と通知
        • 6. 連携できるWebサービスを紹介
          • - チームコミュニケーションツール「Slack」との連携
          • - 多機能ドキュメントツール「Notion」との連携
          • - メッセンジャーアプリ「LINE」との連携
          • - 業務アプリ構築クラウドサービス「Kintone」との連携
          • - 営業支援(SFA)・顧客管理(CRM)ツール「Salesforce」との連携
          • - Zapier無料版と有料版について
          • - Zapier無料版と有料版の比較
          • - Zapier無料版と有料版を選ぶポイント
        • 7. 他ツールとの比較
          • - シンプルなIFTTT(If This, Then That)
          • - 玄人向けのIntegromat
          • - MS製品との親和性が高いMicrosoft Power Automate
        • 8. よくある質問
          • - Zapierを利用する場合のサポートはありますか?
          • - Zapierは安全に利用することは可能ですか?
          • - Zapierを利用する上で注意することはありますか?
        • 9. まとめ
          • 10. Jicoo(ジクー)について

          あらゆる業務でWebサービスが利用されるのが当たり前となった現代では、各サービス間の連携は非常に重要となります。複数のサービスが様々な会社で開発・運用されているため、データを毎日、毎時、毎回やり取りするのも普通にあります。

          このデータのやり取りを手作業でするとなると大変です。また人の手を介することでミスが発生します。自動化するとなると開発が発生するため時間と費用がかかります。

          そのためWebサービス間のデータ連携を簡単に行える様々なWebツールが提供されています。中でも有名なZapierは5,000以上ものアプリケーションやWebサービス(以下、ツールと呼びます)をサポートしています。

          Zapierを知ることによって、業務に利用するツールをより活用できるようになりましょう。

          Zapierとは

          Zapierは、さまざまなツールを統合し、自動化されたワークフローを作成するためのオンラインプラットフォームです。

          APIと呼ばれるツール間でデータをやり取りするためのプログラムインターフェースを使用して、異なるツール間でデータやタスクを連携させることができます。

          具体的には、特定のトリガー(メールが届いた)が発生したときにアクション(内容を社内SNSに投稿)を実行するという形で、異なるツール間で情報を自動的にやり取り(この場合はメールとSNSの連携)することができます。

          Zapier導入メリット

          Zapierの導入では下記の効果が期待できます。

          生産性の改善

          Zapierは異なるツールを連携させることができます。これにより、繰り返し作業や手作業の削減が可能となり、業務の効率性と生産性が向上します。

          自動化の実現

          Zapierはトリガーとアクションを組み合わせてワークフローを作成することができます。特定のイベントが発生した際に自動的にアクションが起こるため、タスクやプロセスの自動化が可能となります。

          ツール間の連携性の向上

          Zapierは異なるツールを簡単に統合できるため、ツール間の連携性が向上します。データや情報の受け渡しがスムーズに行われるため、業務プロセスの一貫性や正確性が高まります。

          ユーザーフレンドリーなインターフェース

          Zapierは直感的で使いやすいインターフェースを提供しています。非技術者やビジネスユーザーでも簡単にワークフローを作成し、自動化を行うことができます。

          多数のツールとの連携

          Zapierは数千のツールと連携が可能です。メールマーケティングツール、プロジェクト管理ツール、CRM、ファイル共有ツールなど、さまざまなカテゴリのツールに対応しています。

          柔軟性とカスタマイズ性

          Zapierは様々なトリガーやアクションを組み合わせることで、ユーザー独自の自動化ワークフローを作成できます。特定の条件や要件に合わせてカスタマイズが可能なため、ビジネスのニーズに合わせた自動化を実現できます。

          Zapierの導入には複数のメリットがあり、業務改善や経費削減で多くの利益をもたらします。

          Zapier始め方

          Zapierを始めるためには、Zapierのサイトでアカウントを作成します。


          サイトトップでEmailでのアカウント作成「Start free with email」かGoogleアカウントでの作成「Start free with Google」のどちらかを選択します。


          登録するEmailアドレスを入力します。この時点でもGoogleやFacebook、Microsoftのアカウントを選択することも可能です。


          Googleアカウントの場合は接続先を選択します。


          自身の職種と所属する組織の規模を選択します。


          使用しているツール(アプリケーション、Webサービス)をチェックします。すると各ツールの連携例が表示され、この後に実施するZap(自動化ワークフロー)の作成に役立ちます。


          ダッシュボードの画面が表示され、Zapierが利用できるようになります。

          Zapier基本的な使い方

          Zapierの基本的な使い方について説明します。


          ダッシュボードの画面では左側にメニューの一覧、右側に作業画面が表示されます。まず最初に「Zap」を作成します。

          Zapはトリガーとアクションを組み合わせて作成される連携ルールや自動化プロセスを指します。メニューの「Zap」または画面中央の「Make a Zap」でZapを作成します。


          Connect this app…」で、きっかけ(トリガー)となるツールを選択します。画面では「Gmail」を選択しています。

          次に「with this one!」に、実行(アクション)するツールを選択します。画面では「Slack」を選択しています。

          続けて「When this happens…」の欄で具体的なトリガーを選び、「then do this!」の欄でアクションを選択します。

          生成されたZapの詳細設定をするために「Try it」を押して次に進みます。

          Zapの設定画面では上に「Trigger」、その下に「Action」が並びます。

          最初に「Trigger」となるツールの「Account」で「Sign in」を押して接続設定をします。この場合、接続先のツールのアカウントは先に取得しておきます。

          次に「App & event」で「Event」内のトリガーを確認します。

          Test」でツールとZapierの接続テストが問われるため「Test trigger」を押して次に進みます。

          Action」側のツールの「Account」も、接続先の設定を実施します。

          Action」で具体的なアクション内容を設定します。

          今回はGmailの新しいスター付きメールでSlackのチャンネルを作成するワークフローのため、メールの本文、送信元、タイトル、日付等から条件を選択します。

          条件を決め設定が済むと「Test」に進みます。「Test action」を押して実際にワークフローが動くかを確認します。

          Zap」の「Home」の一覧に新しいZapが追加されます。

          以上がZapierの基本的な使い方である、Zapの作成方法となります。

          Zapier応用的な使い方

          Zapierで複数のツールを連携させ、より複雑なワークフローや自動化プロセスを作るためには以下の方法があります。

          条件分岐の設定について

          特定のトリガーに基づいて異なるアクションを実行する条件分岐を設定できます。


          例えば、新しいメールが受信された場合(トリガー)、そのメールが特定のキーワードを含んでいる場合に、コミュニケーションツールに通知する(アクション)、そうでない場合はタスク管理ツールにタスクを作成する(アクション)などのワークフローを作成できます。

          データ同期について

          複数のツール間でデータの同期をおこなうことができます。


          例として、新しいCRMツールにリードが作成された場合(トリガー)、そのリード情報をスプレッドシートに追加する(アクション)だけでなく、同時にコミュニケーションツールに通知する(アクション)など、複数のツール間でデータを同期して複数のアクションを実行できます。

          また「Transfer」を利用すれば大量のデータを1回または定期的に移動させることができ、複数のツールのデータを常に最新化させることができます。

          タスクの自動化と通知

          タスクの自動化や通知が可能です。


          カレンダーツールで登録した予定が始まった場合(トリガー)、そのイベントに関連するドキュメントを作成する(アクション)、参加者にコミニケションツールで通知する(アクション)など、会議やイベントの準備や通知を自動化できます。

          連携できるWebサービスを紹介

          チームコミュニケーションツール「Slack」との連携

          Slackはチームやプロジェクトに置いて重要なコミュニケーションを円滑にするためのツールです。

          Slackと他のツールをZapierで連携させることで、自動化されたチャットワークフローを作成できます。


          例えば、特定のキーワードに応じてSlackチャンネルに通知を送る、Slack上でのメッセージを他のツールに自動的に送信するなどが可能です。

          また他のビジネスツール(CRM、プロジェクト管理ツールなど)を連携させることで、作業効率を向上させることができます。
          例えば、新しいリードがCRMに追加されたらSlackに通知を送る、プロジェクト管理ツールのタスクが完了したらSlackに通知を送るなどがあります。

          多機能ドキュメントツール「Notion」との連携

          Notionはメモやタスク管理、Wiki等を一元管理できるドキュメントツールです。

          Notionは柔軟なノートやプロジェクト管理のツールですが、Zapierを組み合わせることで、他のツールとの連携を強化できます。


          例えば、メールが受信されたらNotionにタスクとして追加する、プロジェクト管理ツールのプロジェクトの進捗状況をNotionに反映させるなどがあります。

          またZapierで連携させることで、タスクの自動化やデータの同期が容易になります。


          例えば、Googleカレンダーの予定をNotionのページに自動的に追加する、タスク管理ツールで新しいタスクが作成されたらNotionに追加するなどが可能です。

          メッセンジャーアプリ「LINE」との連携

          LINEはモバイルで利用するメッセージ・通話アプリです。

          LINEは広く利用されているメッセージングプラットフォームであり、Zapierを組み合わせることで、ビジネスや顧客とのコミュニケーションを効率化できます。


          例えば、Googleフォームの回答をLineに通知する、特定のイベントが発生したらLineに通知を送るなどがあります。

          他にもZapierで連携させることで、自動化されたメッセージングフローを作成できます。


          例えば、特定のキーワードに応じてLineメッセージを送信する、Lineの新規フォロワーに自動的にメッセージを送信するなどが可能です。

          業務アプリ構築クラウドサービス「Kintone」との連携

          Kintoneはクラウド上で業務アプリの作成が可能な開発プラットフォームです。

          Kintoneはカスタマイズ可能なプラットフォームのため、Zapierを活用することで他のツールとの連携を強化できます。

          例えば、コミュニケーションツールのメッセージをKintoneに自動的に保存する、新しいメンバーが営業支援システムに追加されたらKintoneにも追加するなどがあります。

          またZapierで連携させることで、データの同期やワークフローの自動化が容易になります。


          例えば、Googleフォームの回答をKintoneのデータベースに自動的に追加する、タスク管理ツールでタスクが更新されたらKintoneにデータを送信するなどが可能です。

          営業支援(SFA)・顧客管理(CRM)ツール「Salesforce」との連携

          SalesforceはSFAと呼ばれる営業支援ツールとCRMと呼ばれる顧客管理ツールが一体となった営業活動を効率化するツールです。

          Salesforceと他のツールをZapierで連携させることで、データの同期やタスクの自動化が容易になります。

          例えば、新しいリードがGoogleスプレッドシートに追加されたらSalesforceにも追加する、特定の条件に基づいてSalesforceのレコードを他のツールに送信するなどが可能です。

          またSalesforceは強力なCRMツールであり、Zapierを組み合わせることで他のビジネスツールとの連携を強化できます。


          例えば、新しい顧客がカスタマーツールに追加されたらSalesforceにも追加する、メールマーケティングツールとのデータの同期などがあります。

          Zapier無料版と有料版について

          Zapier無料版と有料版の比較

          Zapierの無料版では、月間のZap(ワークフロー)の数や連携できるツールの数に制限があります。


          有料版では制限が緩和され、より多くのZapを作成したり、さらに多くのツールを統合したりすることができます。有料版では高度な機能やパフォーマンスの向上も提供されます。

          Zapierプラン表

          プラン 目的 価格 機能
          無料(1ユーザ) 自動化の基礎が必要な個人向け 無料100タスク/月 ・シングルステップ・ノーコードエディタ
          Starter(1ユーザ) シンプルな複数ステップの自動化が必要な個人向け $29.99(月払い)750タスク/月$58.50(月払い)1,500タスク/月 ・マルチステップ・データ分類と整形・バージョン管理・ノーコードエディタ
          Professional(1ユーザ) Zapier の自動化プラットフォームのフルパワーを必要とする個人向け $73.50(月払い)2,000タスク/月$5,099(月払い)200万タスク/月 上記に加えて・自動再生・ワークフロー分岐・プレミアムアプリ
          Team(無制限ユーザ) 組織全体で自動化を構築および共同作業するチーム向け $103.50(月払い)2,000タスク/月$5,999(月払い)200万タスク/月 上記に加えて・無制限ユーザ・プレミアムサポート・共有ツール接続
          Company(無制限ユーザ) 堅牢なセキュリティ機能と監視機能による自動化を必要とする組織向け $148.50(月払い)2,000タスク/月$7,499(月払い)200万タスク/月 上記に加えて・高度な管理者権限・シングルサインオン・データ保持のカスタム化

          Zapier無料版と有料版を選ぶポイント

          Zapierの無料版と有料版を選ぶ際のポイントは、主に以下のような要素です。

          ワークフローの数とツールの連携数

          無料版では制限があるため、多くのZapや連携ツールが必要な場合は有料版を検討します。

          高度な機能やパフォーマンスの必要性

          有料版では追加の機能や高速化が提供されるため、より複雑な自動化や大量のデータ処理が必要な場合に適しています。

          予算

          有料版は料金が発生しますので、予算に余裕があるかどうかを考慮して選ぶ必要があります。

          他ツールとの比較

          Zapierと同じく、複数のWebサービスやアプリケーションを連携する他のツールについて、簡単に説明します。

          シンプルなIFTTT(If This, Then That)

          IFTTT(If This, Then That)は、異なるアプリやデバイスを繋げて自動化を作成するためのオンラインプラットフォームです。


          トリガー(If)とアクション(Then)を組み合わせ、特定のイベントや条件に応じてアクションを実行します。例えば、特定のメールを受信したらスマートホームの照明をオンにするなど、シンプルな自動化を作成できます。

          Zapierと比較するとシンプルなインターフェースで、連携できるツールが少なく、複雑なワークフローの作成はできません。

          玄人向けのIntegromat

          Integromatは、異なるツールを簡単に連携させるための自動化ツールです。


          Zapierと同様に、さまざまなトリガーとアクションを組み合わせてワークフローを作成できます。複雑なデータ変換やAPIの制限などの高度な自動化にも対応しています。

          Zapierと比較すると、より高度な自動化やデータの加工に適しています。

          MS製品との親和性が高いMicrosoft Power Automate

          Microsoft Power Automate(以前はMicrosoft Flowとして知られていました)は、Microsoftの自動化ツールです。


          Zapierと同様に、異なるツールを連携させるためのトリガーとアクションを設定できます。Microsoftのエコシステムとのシームレスな統合を提供し、特にMicrosoft 365製品との連携が強力です。

          Zapierと比較すると、Microsoft製品を中心に使用している組織に適合します。

          よくある質問

          よくある質問と回答を下記に提示します。

          Zapierを利用する場合のサポートはありますか?

          Zapierにはサポートがあります。公式ウェブサイトやドキュメンテーションには、一般的な質問やトラブルシューティングに関する情報が豊富に提供されています。
          またヘルプセンターやサポートチームに問い合わせることもできます。

          Zapierは安全に利用することは可能ですか?

          Zapierはセキュリティに重点を置いており、データの保護に対して高いレベルの取り組みを行っています。データの暗号化、アクセス制御、セキュリティ監査などの対策があります。

          ただし、個々のツールとのデータのやり取りにおいては、各ツールのセキュリティポリシーに従う必要があります。

          Zapierを利用する上で注意することはありますか?

          Zapierの実行速度は、トリガーとアクションに連携されるツールやデータの量によって異なります。

          一般的には、リアルタイムまたはわずかな遅延で処理されますが、複雑なフローや大量のデータを処理する場合は、実行時間が長くなる可能性があります。

          まとめ

          すでに様々なWebサービスを業務に利用することは、一般的となっております。

          ですが、今でもあるWebサービスで入力した情報を、別のアプリケーションにコピペで入力し直したり、メールを見ながら別のシステムに手入力する業務を行っているケースは少なくありません。

          そのため、複数のツールの連携を自動化するZapierの導入メリットは、計り知れないものがあります。

          Zapierを使用することで、さまざまなツールを組み合わせて複雑なワークフローや自動化プロセスを作成することが可能です。業務の効率化や時間の節約を実現することができます。

          この機会に自動化による省力化を目指し、貴重なリソースを本来の業務に向けることを検討してみてください。

          Jicoo(ジクー)について

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          カレンダーと接続して予約ページ作成
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