日程調整ツールを導入したいがどのツールを選ぶか迷っているという人は多いのではないでしょうか。
日程調整ツールを使えば、社内外の打合せやミーティング調整業務が効率化され、ダブルブッキングも防止できます。
しかし、日程調整ツールを使ったことがないと、どこに着目して選べばいいのかわからないかもしれません。
ツールごとに操作性や連携できるツール、料金プランなどが異なりますので、よく比較検討したうえで選ぶことが大事です。
そこで本記事では、日程調整ツールを使うメリット・デメリットやその選び方を説明するとともに、人気の日程調整ツール18個紹介していきます。
本記事を読んでツールを比較しつつ、自分に合ったツールを探してみましょう。
※2021年10月時点の情報です。
日程調整は社内やクライアントとのミーティングや商談において発生する調整業務です。
本来の目的である商談やミーティングの準備に日程調整が必要となり、できるだけ効率よく迅速に進める必要があります。
以下のような業務を日程調整ツールでは削減することが可能となります。
属人的で非効率となっている業務を、日程調整ツールではPCやスマホなどを利用して自動化することが可能となります。
日程調整ツールで日程の管理をする事により本来注力すべき業務に時間を割くことが可能となります。
ツール選定の前に日程調整ツールを利用するメリット・デメリットについて把握しておくことが大事です。
そのうえで日程調整ツールを有効活用して、業務効率化を実現しましょう。
日程調整ツールを利用するメリットは以下の通りです。
空き日程や希望日程の確認をするために電話やメール、口頭で何度も連絡を取り合うのは多くの時間を要してしまいます。しかし、日程調整ツールを使えば、そうした手間を省くことができます。
ツールが空き日程や候補日を自動的に抽出するため、ダブルブッキングのような人為的なミスも発生しなくなります。
日程調整ツールを利用するデメリットは以下の通りです。
日程調整ツールの操作が難しいと、操作方法を覚えるのが大変です。肝心の日程調整作業も結局時間がかかってしまうことにもなりかねません。
また、有料のツールも少なくなく、コストをかけてまでツールを導入するべきか悩んでしまうかもしれません。
操作性が簡単で、無料のツールもありますので、よく比較検討したうえでツールを選定しましょう。
日程調整ツールの選び方を間違えてしまうと、結局ツールを利用しなくなったり、運用コストが負担となったりします。
本章にてツールの選び方をしっかり把握しておきましょう。
日程調整ツールは1人1人が利用するツールであるため、メンバー全員が操作方法を知っておく必要があります。
操作が難しすぎたり、機能があり過ぎたりすると、ツールを導入しても使う機会が少なくなってしまうかもしれません。使う予定のメンバーがどれだけパソコンの操作に習熟しているかも考慮したいポイントです。
多くの日程調整ツールでは無料プランや無料トライアル期間があるので、試しに使ってみることをおすすめします。メンバーにとって操作的に使いやすいかを検討したうえでツールを選びましょう。
外部ツールとの連携ができると業務効率化がより進むので、連携できるツールの有無は大事なポイントです。
すでに業務で使っているカレンダーツールがあるなら、それと連携できる日程調整ツールを選べばスムーズに導入ができます。
カレンダーツール以外にも、Web会議ツールやチャットツールなど様々な外部ツールと連携できる日程調整ツールもありますので、連携可能なツールをチェックするようにしましょう。
日程調整ツールによって、料金プランは様々で、無料で使えるツールもあれば有料でしか使えないツールもあります。
有料の場合は、利用するメンバーの数や日程調整の回数、使える機能によって月額料金が変わるツールが多いです。
ツールを使うチームの規模や使う予定の機能などを考慮して、不必要に高すぎないツールを選ばないようにしましょう。
日程調整ツールで日程を提示する際に2つのパターンが存在します。「予約受付型」と「日程候補提案型」となります。
予約受付型とは設定した日時の予約可能枠を提示して予約を受け付ける方法です。
多くの日程調整ツールではGoogleカレンダー、Officeカレンダーと連携が可能となっていて、自動で候補から予定がある日時をブロックすることができます。
同じURLで複数の相手と同時に調整をすることが可能となっています。
その特徴を活かして、カスタマーの予約受付や、新規のアポイント獲得など、不特定多数と日程調整をすることができます。
カレンダーから任意の日時を選択して、相手と日程調整をする方法です。
特定の日時を選択することができるため、調整相手によって戦略的に日程調整を進めることが可能となっています。
予約を受け付けるページは一度限りとなっているため、予約受付型に当てはまらないケースなどで、柔軟に日程を提示して調整することができます。
本章では、ビジネスの現場使われることの多いおすすめの日程調整ツールを18個紹介していきます。
それぞれ機能や料金、連携ツールなどが異なりますので、1つ1つチェックし、自分に合ったツールを探してみてください。
Jicoo(ジクー)は電話やメールでの予定調整を効率化できるチームの日程調整を自動化する無料サービスです。
Jicooには以下の特徴があります。
カレンダーツールを含め様々なアプリと連携をすることが可能となっているためシームレスな連携が可能となっています。
Jicooは無料プランでほとんどの機能が利用できます。
また、複数人の日程調整、担当者自動割当、カレンダーの週表示などの機能を利用できますので、チームで日程調整ツールを利用する場合に有料プランを検討しましょう。
Timerex(タイムレックス)は登録者数30,000人を超えるほど人気の日程調整ツールで、様々なビジネスシーンおける日程調整を効率化してくれます。
Timerexには以下の特徴があります。
カレンダーツールだけでなく、Web会議ツールとも連携可能なので、社内外の打合せが多い人には大変便利です。
Timerexは無料プランのままでも使い続けることができます。1対1での調整やプライベートでの利用なら無料プランでも十分でしょう。
チーム・ユーザー管理や複数人での日程調整が必要な場合などは有料プランにする必要があります。チームの規模に合わせて料金プランを検討しましょう。
Timerexを紹介している記事をあわせてご確認ください。
日程調整ツールTimeRexの使い方・導入方法を初心者にわかりやすく徹底解説!
biskett(ビスケット)は、オンライン秘書サービス「CASTER BIZ」の運営でも有名な株式会社キャスターが提供している日程調整ツールです。
biskettは以下の特徴があります。
Googleカレンダーツールとは連携可能ですが、Web会議ツールとの連携機能はありません。
ただ、チャットツールのSlackと連携可能という点は他社のツールにはあまり見られない点で強みとなってます。Slackを業務で使用している現場に導入すれば業務効率化が期待できるでしょう。
無料プランはなく、有料で利用する必要があります。ユーザー数の上限数に応じて料金も高くなっていきます。
無料トライアル期間はありますので、この期間を利用して使用感を確かめてみましょう。
biskettを紹介している記事をあわせてご確認ください。
biskettで日程調整を自動化しよう!ツールの使い方を初心者向けに徹底解説!
eeasy(イージー)は東証一部から有名ベンチャーまで1万社もの企業に利用されている日程調整ツールです。
eeasyは以下の特徴があります。
上記の通り、複数のカレンダーツールとWeb会議ツールと連携できます。その他にもAPIでシステム連携も可能なので、様々な業務をより効率化できるでしょう。
月間の調整回数が6回未満なら無料プランのまま利用できます。6回以上調整する場合は、有料プランとなりますが、何回調整しても定額のままなので安心です。
eeasyを紹介している記事をあわせてご確認ください。
eeasyが便利!複数人との日程調整を効率化!日程調整ツールの使い方を初心者向けに解説!
Spir(スピア)は、「リモートワークの日程調整を簡単に」をモットーに日程調整から予定の管理を容易にしてくれるツールです。
※2021年7月現在 登録はウェイトリストへの申込みが必要です。
Spirは以下の特徴があります。
上記の通り、各種カレンダーツールとWeb会議ツールとの連携が可能となってます。
個人間での調整であれば無料プランでも基本機能を十分利用できます。複数人やチームでの調整をしたい場合は有料プランを検討しましょう。
spirを紹介している記事をあわせてご確認ください。
無料で調整タイプが多様なSpirで日程調整を効率化しよう!日程調整ツールの使い方を解説!
Calendly(カレンドリー)は世界中で1,000万人以上のユーザーがいて、2億もの日程調整に使われているという実績ある海外の日程調整ツールです。
Calendlyは以下の特徴があります。
GoogleカレンダーとOutlook予定表は連携できるツールが多いですが、iCloudと連携できるツール多くないので、1つの強みと言えます。その他にもFacebookピクセルやGoogleAnalyticsなど連携できるツールが豊富です。
Calendlyには無料プランがあります。有料プランにすると、グループでの日程調整やメール通知、その他連携ツールの増加など利用できる機能が追加されます。
海外でもよく使われるツールなので、海外とのやり取りが多いならおすすめです。
Calendlyを紹介している記事をあわせてご確認ください。
Calendlyが便利!たった1分で日程調整できる無料の使い方とは
「You can book me」はイギリスの会社が2011年からサービスを開始している海外の日程調整ツールです。
「You can book me」には以下の特徴があります。
カレンダーツールやWeb会議ツール、その他外部ツールとの連携は豊富です。無料プランは残念ながらありません。
海外にはユーザーが多く、日程調整ツールとして有名なので、海外のユーザーや顧客と調整するならおすすめです。
You can book meを紹介している記事をあわせてご確認ください。
YouCanBook.meで日程調整を効率化しよう!使い方を初心者にわかりやすく徹底解説!
waaq link(ワークリンク)は、ハイスペックながら使いやすさを追及した日程調整ツールです。中小ベンチャーから大企業まで幅広く利用されており、すでに1,000社にて導入実績があります。
waaq linkには以下の特徴があります。
日程調整方法は複数あり、複数人での日程調整も想定しているので、3者以上での調整が可能です。
その他にも進捗管理機能があり、簡単なプロジェクト管理もできるようになってます。様々なビジネスシーンに対応できるツールと言えます。
調整アポは、「日程調整がコピペで終わる」をモットーに、WEB会議・打合せ前の日程調整を効率的におこなってくれる法人向けツールです。
調整アポには以下の特徴があります。
上記の通り、カレンダーツールやWeb会議ツールだけでなく、その他チャットツールや営業支援ツールとの連携も豊富です。
RECEPTIONISTは同社が運営しているクラウド型の来社受付システムのことで、調整アポと連携すれば、来社予定の顧客との調整や会議室の予約などがよりしやすくなります。
外部ツールとの連携なツールを求めているなら大変おすすめです。
CRMプラットフォームとして有名なHubspotでは、営業支援ツールの「Sales Hub」内に日程調整機能があります。
日程調整ツールとしては以下の特徴があります。
日程調整ツールとしてだけではなく、各種営業支援ツールとの連携が豊富なのは他社ツールと比べて大きな強みです。
その他コンタクト・取引・タスクの管理、ドキュメント共有など営業活動を促進する機能が多数用意されてます。
営業活動上、日程調整をすることが多い場合は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
Dr.worksは、オンライン商談に強みを有する営業支援ツールで、日程調整機能も有しています。
Dr.worksには以下の特徴があります。
Web会議ツールとの連携可能なツールは他社と比べても圧倒的に多いです。特にskypeやWherebyと連携できる日程調整ツールは少ないので、skypeやWherebyを使っている企業ならDr.worksは選択肢に入れておきたいツールと言えます。
その他CRMやチャットツールといった外部サービスとの連携もかなり豊富なので、各種外部ツールとの連携を重視するなら大変おすすめなツールです。
スケコンはAIが日程調整のサポートをおこなってくれるツールとして定評があります。
スケコンには以下の特徴があります。
・有料プランは月額792円(税込)から
スケコンを使えばAIが一瞬で1対1や複数人の日程調整、空き時間の確認をおこなってくれます。
無料プランのままでも基本的な日程調整機能や外部ツールとの連携は可能ですが、調整の回数制限が4回までとなっているので注意してください。調整の回数が多くなりそうな場合は有料プランを検討しましょう。
スケコンを紹介している記事をあわせてご確認ください。
日程調整を迅速に!スケコンの使い方や特徴を徹底解説!
Tocalyはシンプルで直感的な日程調整を可能としてくれるツールで、以下のような特徴があります。
現時点では、機能や連携可能な外部ツールは少ないですが、見やすいデザインと使いやすい操作性が魅力です。
完全無料で使えるので導入費用がまったくかかりませんので、一度利用してみることをおすすめします。
Tocalyを紹介している記事をあわせてご確認ください。
日程調整をシンプルかつ直感的に!Tocalyの使い方を初心者向けに解説!
アイテマスは、アカウント作成不要で利用できるビジネス向けの日程調整ツールです。
アイテマスには以下の特徴があります。
有料プランはなく、完全無料で利用し続けることができるというメリットがあります。
ただ、法人が運営しているわけではなく、個人運営のツールとなってます。サポート体制やセキュリティ対策を気にされている方は注意しましょう。
アイテマスを紹介している記事をあわせてご確認ください。
無料・登録不要のアイテマスで日程調整を効率化しよう!日程調整ツールの使い方を解説!
LINEスケジュールは、チャットアプリで有名なLINEが運営している日程調整ツールです。
LINEアプリさえあれば、別途アプリをインストールする必要はなく、そのままLINEスケジュールを利用することができます。
LINEを使っている者同士ならすぐ利用できるという点が魅力です。
LINEスケジュールを紹介している記事をあわせてご確認ください。
ビジネスでも使える!LINEスケジュールの特徴や日程調整の方法を徹底解説
トントンは、打合せや飲み会といった予定の調整を効率的におこなうことを目的とした日程調整ツールです。
トントンには以下の特徴があります。
アカウント作成や専用アプリのインストールが不要で、Web上からすぐ利用することが可能。どちらかというとビジネス向けというよりはプライベートでの日程調整向きのツールです。
無料のまま利用できますから手軽に日程調整を始めることができるでしょう。
トントンを紹介している記事をあわせてご確認ください。
トントンはどんな日程調整ツール?特長や口コミを徹底解説
調整さんは、2006年にリリースされ、長年多くのユーザーが利用してきた実績がある日程調整ツールです。
調整さんには以下のような特徴があります。
アカウント登録や専用アプリのダウンロードは必要なく、Webにて調整用のイベントURLを作成することができます。
無料プランで使い続けることができるので、コストをかけずに日程調整をおこなえます。
なお、調整さんのビジネス版がTimerexという位置付けであり、調整さんはビジネス利用というよりは個人利用に適してます。
調整さんを紹介している記事をあわせてご確認ください。
初めての日程調整ツール「調整さん」の使い方を徹底解説!仕事の生産性を高められる3つの理由とは?
伝助は、10年以上にわたって運営実績があり、主に打合せや飲み会の調整を目的とした日程調整ツールです。
伝助には、以下のような特徴があります。
会員登録とアプリのインストールは不要で導入しやすいツールです。
日程調整時は、メンバーの都合のいい日がハイライト表示され、どの日が全員にとって都合を合わせやすいのか直感的に判別できます。出欠もボタンを押すだけなので、操作も覚えやすいです。
完全無料のツールなので料金を気にせず利用できます。
伝助を紹介している記事をあわせてご確認ください。
「伝助」でスケジュール調整をはじめよう!日程調整での使い方を徹底解説
今回は人気の日程調整ツールをまとめて紹介させていただきました。
ツールを導入することで日程調整にかかっていた時間は大幅に短縮され、他の業務にリソースをより多く割けるようになります。また、ダブルブッキングのような人為的なミスもなくすことができるでしょう。
日程調整ツールによって、外部ツールとの連携や料金体系、利用用途などが異なります。
ツールを利用するビジネスシーンやチームの規模、使いやすさなどを比較検討しつつ、実際に利用してみたうえで、自分に合ったツールを選びましょう。
セールスや採用などのミーティングに関する業務を効率化し生産性を高める日程調整ツール。どの日程調整ツールが良いか選択にお困りの方は、まず無料で使い始めることができサービス連携や、必要に応じたデザインや通知のカスタマイズなどの機能が十分に備わっている予約管理システムの導入がおすすめです。